もりもりです。
巣穴に雨水が入ってきたら、洪水になって大変!
アリの巣穴は大雨が降っても、巣穴が洪水になることはないんですね。
地面には巣へとつながるたくさんの穴があいているのに、なんで洪水にならないの?
・アリの巣は雨水で水浸しにはならない?
・巣の構造
・アリは雨を避けるための特殊能力がある
・アリは生息地によって巣の場所が違う
についてお教えしますね。
最後まで読んでくださいね。
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アリの巣は雨水で水浸しにはならない?
少しの雨なら、巣穴の入口に葉っぱなどをかぶせて、雨水が入らないように防ぐことができる。
でも、大雨が降ったら?
大丈夫なの?
大量の雨水が巣に押し寄せてしまう。
しかし、そんな心配はご無用なのですね。
大雨でもアリの巣が水浸しになることはないんです。
アリの巣は、高い場所や縁の下など、巣穴の上に大きな石とか葉っぱなど、おおいのあるところに巣を作っています。
予想外の大雨でも大丈夫?
地面にはたくさんの穴や隙間があるので、すべての巣穴に水が流れ込んでくることはないようなんです。
アリは、雨を予測することが出来るらしくて、雨が降り出す前に巣穴をふさぐそうです。
万が一水が入ってきても、土がある程度の水は吸収してくれます。
巣の構造
アリの巣は深さが4メートルほどもあり、縦穴と横穴でつくられています。
縦穴からたくさん枝分かれして、横向きにたくさんの部屋が作られているんです 。
雨が降っても横穴にある各部屋には、水が流れ込まないようにな仕組みなんですね。
大雨が降っても中に空気が溜まり空間が出来る
大雨が降っても、巣穴には空気がたまっているので大丈夫なんです。
コップを裏返して水の中につけると、コップの中には空気がたまっているのでコツプの中には水が入ってきません。
それと似たようなものです。
雨の被害を受けるような場所には巣を作らない
巣の重要な場所は一番下にはつくらずに、水を受ける部屋の上にもうひとつ部屋をつくることで水が入ってきても大丈夫な場所を確保しているんです。
雨程度の水量であれば、その部屋に水が侵入する前に地面へと染み込んでいくため水没することはないんです。
水を吸収しやすい土を選んで巣をつくるので、少し掘ったくらいで水がしみ出してくるようなことはないのです。
アリは雨を避けるための特殊能力がある
●雨が入らない場所に巣を作る
●アリは雨が降るのを予知できる
この2つの特殊能力により、アリは雨から身を守っているのです。
雨が入らない場所に巣を作る・・・
ほとんどのアリは水はけのいいところに巣を作るので、雨が侵入してきて水没するということはないようです。
降水量多いところに生息しているアリは、地面には巣を作らず、木の幹の中など高いところに巣を作ります。
アリは雨が降るのを予知できる・・・
アリには雨が降るのを予知できるようです。
空気中の湿度を感知できるようで、湿度が高くなると雨が入らないように巣の入り口をふさぎます。
昔の人はアリの行動を観察して、巣の中に雨水が入らないように、アリが巣穴をふさいでいたら、それは「雨が降る予兆」だと言われています。
アリは生息地によって巣の場所が違う
雨が強い熱帯雨林気候に生息するアリは、冠水しやすい地面ではなく木の上に巣を作るなど、日本のアリのように地面には作らない。
日本でも沖縄をはじめとする南西諸島の蟻に、こうした生態があるようです。
暖かい地方では気の切り株などに巣をつくるアリもいますが、北海道などの寒い地方では、地中に巣を作るアリしかいないそうです。
南西諸島近くに住むクロトゲアリという種類の蟻は、幼虫が吐き出す糸を使って木くずや枯葉を貼り付け、木の上に巧みに巣を作ります。
こうした地域の蟻は雨風をしのぐとともに、外敵から身を守るため木の上に巣を作る知恵を付けたといわれています。
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最後に
アリの巣の深さは4メートルほどあるそうです。
あの小さい体で4メートルの巣を掘るとは、すごい力と体力があるんですね。
ほんとうに良く働きますよね。
今日も読んでくれてありがとうございました。