もりもりです。
ミツバチの巣穴についてです。
ミツバチの巣穴をみると、丸ではなく、必ず六角形になっていますよね。
なぜ六角形なのでしょうか?
丸ではダメなの?
・ミツバチの巣穴が六角形なのは?
・巣穴の正六角形は計算して作られている
・ミツバチの巣穴の六角形は強度に優れている
・女王バチがいないと巣穴が丸くなる?
について調べてみました。
最後まで読んでくださいね。
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ミツバチの巣穴が六角形なのは?
実際にミツバチの巣穴がどうなっているのか、見ることはほとんどないでしょうね。
しかし、ミツバチの巣穴が六角形なのは、図鑑や写真で知っていると思います。
六角形の巣穴よりも丸い巣穴を作る方が簡単だと思いませんか?
ヘビの巣穴もカエルの冬眠用の穴も、アリの巣も丸い巣穴が多いです。
なぜミツバチの巣穴は六角形なのでしょうか?
それは、狭い空間でたくさんの巣穴を作るためには、六角形が、いちばん合理的だからです。
丸い穴だと、穴と穴との間に隙間ができて無駄が多くなります。
しかし、六角形だと、きれいに密着するので、穴と穴との間に隙間がなくなります。
六角形の巣穴を作るのは、ミツバチだけでなく、アシナガバチ、スズメバチもです。
実際に巣穴を見るのは危険ですので、図鑑などでしらべてみましょう。
巣穴の正六角形は計算して作られている!
ミツバチの巣の巣穴は、きれいに六角形になってるんで、ちゃんと計算して作っているのって思ってしまいます。
しかし、計算しなくても六角形になるのです!
なぜか?
●まず、トイレットペーパーの芯を10個くらい集めます。
●集めた10個ほどのトイレットペーパーを
ゆっくりと締めるようにたばねます。
すると六角形の形になります。
円筒を一番すきまなく、全体の容積が少なくなるように配置すると六角形になるのです。
きっと、本能で、こうすれば良いということが、わかっているんでしょうね。
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ミツバチの巣穴の六角形は強度に優れている!
ミツバチやアシナガバチ、スズメバチの巣穴の六角形は、「ハニカム構造」*1と呼ばれています。
ハニカム構造は強度に優れていて、飛行機の翼や新幹線の壁、人工衛星にも応用されています。
六角形は、それぞれのブロックが円に近い構造なので、周辺が互いに補強し合って 、外からの刺激にも耐えられる作りになっています。
円や五角形、七角形、 八角形だと、隙間ができてしまい強度的に弱くなるのです。
さらに、ミツバチの巣は上下の巣穴の接する面に向かい合う巣穴の 角に収まるようになっており、この為に角度ができ傾いた状態になり中の蜜が流れ出ないような仕組みにもなっています。
板状の素材に孔を開ければ、強度をあまり損なわずに必要な材料を減らすこともできます。
女王バチがいないと巣穴が丸くなる?
もしも、女王バチがいないと巣穴の形はどうなるのか、考えたことはないですか?
女王バチがいない状態で、巣作りをさせた実験結果があります。
すると、結果は何とも不思議。
六角形の巣穴の巣ではなく「丸い巣穴」の巣に仕上がったそうです。
しかし、メカニズムは分かっていないようです。
女王バチが、六角形の巣穴を作るための、何らかの情報を出しているのでしょうね。
まとめ
小さな生き物にも生きるための知恵が、備わっているんですね。
今日も読んでくれてありがとうございました。
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*1: ハニカム構造(英語:honeycomb structure)とは、正六角形または正六角柱を隙間なく並べた構造のこと。ハニカムとは英語で「ミツバチの櫛(=蜂の巣)」という意味であり、多くの蜂の巣がこのような形をしていることから名付けられたのです。