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鳥の視力は上空300メートルでも地上の獲物を見つけて捕獲できる!

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もりもりです。

 

鳥の視力はすごく遠いところの獲物を見つけることができるのです。

 

猛禽類(ワシやタカ)は300メートル以上、上空を飛んでいても、地上の獲物を見つけて急降下して捕獲できるのです。

 

ワシやタカなどの獲物となる小動物や昆虫も鳥に襲われまいと、見つかりにくいよう保護色を身にまとったり、鳥の見つからないよう動かないでじっとしています。

 

それでも見破ってしまうほどの視力を持っているのです。

いったい、どれほどの視力があるのでしょうか?


鳥の視力がなぜすぐれているのか?

目の特徴と目のいい動物ベスト3を調べてみました。

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鳥の視力はどれくらいなのでしょう?

鳥は視力が非常にすぐれているといわれています。


とくに、猛禽類(もうきんるい*1においては、視力が人間の8倍以上あります。
 

 

猛禽類のワシとタカの視力はなんと人間の8倍・・・

猛禽類の、ワシとタカは、300メートルの高い空からでも、ネズミ、モグラ、小鳥、ウサギなどを見つけることできるそうです。

 

私たち人間には、絶対に無理ですよね。

 

反対に、鳥の中でもっとも、「視力が悪いのはニワトリ」です。

 

ニワトリは近い地面ばかり見て暮らしているので、遠くを見る視力が必要なくなり視力が低下したのでしょうか?

 

これって私たち人間にもいえることですね。

気をつけないといけません。

 
同じ人間でも、狩猟などを行い生活し、常に危険な生物と隣り合わせで生活をしている
マサイ族は、視力が12以上もあります。

 

反対に、テレビやゲーム、携帯など、目に悪い物を見ることが多くなった人間はどんどん視力が低下していますよね。

眼鏡をかけてる子供たちが多いように思います。

 

ほんと、ワシやタカとニワトリのようですね。

 

視力のすぐれてる猛禽類の目の特徴

①、目のレンズの焦点距離が長い・・・

 猛禽類の目のレンズはカメラの望遠レンズと同じ構造です。


焦点距離が長いほど網膜に大きな像をうつしだすことができ、遠く離れた小動物をかんたんに見つけることができるのです。

 


猛禽類の多くは網膜の中に150万個の視細胞を持っています。

 

人間の網膜内にある視細胞は20万個といわれているので、猛禽類は人間の約8倍の視力を持っていることになります。

 

これはズームで8倍に拡大して見えるというわけではなくて、光を感じる細胞が人間の8倍あるということです。

 

人間の目が100万画素のデジタルカメラだとするなら、猛禽類の目は800万画素の高級デジタルカメラくらいの違いがあるというわけです。

すごく鮮明に見えてるんでしょうね。

 

②、色覚能力に長けている・・・

 

私たち人間が見えているよりも、鳥はすごく鮮やかに見えているそうです。

 

鳥は「4色型色覚」を持っています。

 

人間は「3色」、犬猫は「2色」、鳥は「3色にプラスして、紫外線」も見えます。

 

鳥は人間が見ている感覚と一番似ていて、ほぼ同じように見えているそうです。

 

それに、人間と違い、鳥は紫外線も感知できるようです。

 

そもそも動物の中で色をきちんと識別できるのは、網膜の中に「錐体細胞(すいたいさいぼう)」持つ霊長類と鳥類だけだといわれています。

 

人間は、生まれながらにして「3つの錐体細胞」を持っているので、赤・青・緑の3原色を組み合わせたすべての色を識別することができるのです。

 

鳥類は、人間と同じ「3つの錐体細胞」にくわえて、紫外線の色を見ることができる「4つ目の錐体細胞」を持っているのです。

 

猛禽類を含むすべての鳥類は、人間よりも色彩豊かな世界が見えるというわけです。

 

③、目にうつる映像の鮮明さ・・・

 

鳥類の目には「櫛状体(くしじょうたい)」という血管が集中した組織があり、目のエネルギー補給はすべて、この櫛状体経由でおこなわれています。

 

その結果、

血管の存在しない網膜のすみずみにまで栄養素が行き渡り、人間の目にはぼんやりとしかうつらない遠くの対象物をより濃く、鮮明にうつし出せるのです。

 

嗅覚はあまり発達していない

一方、

キーウィやヒメコンドルなどの嗅覚によって餌を探す鳥を除いて、嗅覚はあまり発達していません。

 

ほとんどの鳥は上空や木の上から獲物を捕獲するのですから、犬や猫などのように、嗅覚はそれほど必要ではないんでしょうね。

 

目がいい動物ベスト3!

1位、猛禽類

ワシやタカ、トンビなどの鳥。

視力は人間の8倍以上と言われており、動物中では視力は最強です。

 

2キロ離れた場所からでも望遠鏡のように拡大して見ることができます。

約50メートル離れたところのアリの動きさえはっきり見える。

 

上空から小さな獲物を見つけるために、視力が進化したのでしょうね。

 

 

2位、  ダチョウ

10kmも離れた物体を認識することができる。


ワシやタカのように、約50m離れた小さなアリの移動をはっきりと捉えることができる。

 

飛ぶことができない代わりに、遠くにいる敵をすばやく見つけ逃げることができる。

 

足が速い動物としても有名で、時速60〜70kmものスピードで、1時間ほども走り続けることができます。

 

 3位、キリン

視力としてどのくらいの数値があるのかという情報は明らかにされていませんが、視力は 7.0と言われています。

 

キリンは、哺乳類の中でも特に視力が良いと言われています。

草食動物であり巨体を持つキリンはライオンなどの肉食動物の標的にされやすく、
遠く離れた位置からでも敵を察知できるようになるため、視力が良くなったということです。

鳥類の目の特徴と優れた視力の秘密の動画

youtu.be

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最後に

私たち人間からすれば、鳥の視力はすごいです。

 

300メートル離れた物まで見えるのですからね。

今日も読んでくれてありがとうございます。

 

*1:するどい爪と嘴を持ち、他の動物を捕食(または腐肉食)する習性のある鳥類の総称、ワシ、タカ、ハヤブサ、ハゲワシ、コンドル、フクロウが代表的です。