物知り博士になろう

おもしろ雑学ブログ

クジラの先祖がラクダだったてほんとうなの?偶蹄類と奇蹄類の違いは!

f:id:naosikiko:20190420204810p:plain



もりもりです。

陸上に棲む最大の哺乳動物はゾウですが、
海洋哺乳動物の最大はなんといっても
シロナガスクジラ。

クジラに先祖?

先祖がいるのって思いますよね。

いるんですよ!

それも陸上生物なんです。

それでは、
どんな先祖が記事内でお教えしますね。

スポンサーリンク

 

クジラの先祖は?

クジラは海の生物でなくて、
陸上動物のラクダの先祖から生まれたものなんです。

 

クジラは陸を歩いていた哺乳類から進化たのです。


遺伝学的にはウシやウマよりも、
ラクダのほうに近いんですね。

 

外観や生態からは想像できないですね。

 

あの大きなクジラが、
ラクダの先祖とはね。

 

驚きです!

クジラの先祖をどうやって調べたの?

文部省統計数理研究所(当時)の
長谷川政美教授(分子進化学)が
クジラの先祖についての新説を
発表しています。

 
DNA(デオキシリボ核酸)のデータを
統計学的に調べ直してわかったのです。

 

どうやって調べたかというと、
まず、進化の過程を探るのに適している、
母親からしか伝わらないミトコンドリアのDNA
を生物ごとに分類します。

 

そして、
クジラ、ヒト、マウス、ウシなどのDNAの基本単位である
塩素の配列をもとに、最尤法(さいゆうほう)という
統計学的手法を用いて、どのように分岐し進化したかを表す
系統樹(けいとうじゅ)を作ります。

 

その結果、
ラクダ、ウシといった偶蹄類(ぐうているい)と、
ウマなどの奇蹄類(きているい)が、
約6500万年前に枝分かれした後、
クジラの先祖が偶蹄類から分岐したことがわかったのです。

 

さらに、
クジラは偶蹄類の中でも、
ラクダの先祖から分かれた
可能性が高いというのです。

その後の研究では、クジラはラクダより、
カバに近いという考え方も示されています。

 

偶蹄類と奇蹄類の違い!

偶蹄類と奇蹄類は共に有蹄類という、
蹄(ひづめ)を持った草食動物です。

有蹄類は先祖の指の数はいずれも5本ですが、進化の過程で指の数を減らしていきました。  少ない数の指で体を支えるために、大切な主軸となる指の骨は丈夫になっていき、体重を支えない骨は細くなっていき、やがて痕跡となって姿を消しました。

 

 

偶蹄類と奇蹄類の違いは蹄の数の違いです。

 

蹄(ひずめ)とは・・・

中・大型草食動物に発達する爪(つめ)が変形したもの。

脚先にある靴状の硬い爪のことです。

 

 偶数だと偶蹄類、奇数だと奇蹄類になります。

 

偶蹄類・・・
ウシの仲間などが多く、蹄は二つに分かれています。

(ウシ、キリン、シカ、ラクダ、イノシシ、ブタ、ヒツジ、カバ、ゾウ)
などの9科、185種です。

偶蹄類は第3指と第4指の二本で体を支えるように進化した。  

 

ウシは完全に2本だけになっていますが、
シカは小さな第2・5指があり、4本指となっています。

 

奇蹄類・・・
ウマなどが代表的で、蹄は1本です。

(ウマ・バク・サイ)の3科、23種です。

 

奇蹄類の祖先は指が5本ありましたが、
草原に進出し、速く走れるように進化していき
数が減っていきました。

 

他にも3本のサイなどがいます。

スポンサーリンク

 

最後に

クジラの先祖がラクダとは驚きですね。

恐竜のように、大きすぎる体では陸上では
生きていくのが困難になって、
海中での生活になったのでしょうね?

今日も読んでくれてありがとうございました。

この記事も読んでね⇒クジラがしおをふくのはなぜ?