もりもりです。
テレビなどでクジラの背中からすごい勢いで、しおをふくのを見たことがありますよね。
なぜクジラは、しおをふくのでしょうか?
肺呼吸なのに、どうやって海の中で寝るのでしょうか?
そんな、気になる情報を調べてみました。
最後まで読んでくださいね。
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クジラがしおをふくのは?
クジラが「しおをふく」のは、エサと海水を一緒に吞み込んでしまうので、体内に入った海水を吹き出しているんだという人もいますが、実は違うんですよね。
クジラがしおをふくのは、吸った空気を背中にある鼻孔(びこう)から吐き出すときに、背中にたまっている海水が、一緒に吸い上げられることから起きる現象なんです。
クジラの鼻孔が少しくぼんだようになっているので、背中に海水がたまってしまいます。
鼻孔は、海中に潜るときは、きちんとしまるようになっています。
つまり、呼吸を止めて潜っているのです。
そして息が苦しくなると、海面に出てきて空気を吐き出すのです。
クジラのしおふきというのは、クジラが、肺からはきだした息です。
たとえばわたしたちが、プールで息を止めて泳いでいて、顔を水から出したとたんに、口から息をはきますが、これと同じことなんです。
しおが白く見えるのはなぜ?
クジラはすごい量の海水を背中から吐き出しているように見えるけど、ほんとうは、そんなに多くないのです。
では、なぜあんなにも、多量の水を噴き上げたように白く見えるのでしょう?
クジラは人間と同じ定温動物です。
定温動物とは、外気の暑さ寒さに関係なく、いつも決まった体温を保っている動物です。
クジラの体温は、常に38度あります。
クジラは呼吸をするために海面に姿を表し、溜まっていた空気を一気に吐き出します。
そのため、海上の空気が冷たい場合、大きく呼吸をすると吐いた息が白くなるわけです。
寒いときは、まわりの気温より息があたたかいので、よけいに白く見えます。
寒い朝、私たちがハーッと息を吐くと、白く見えるのと同じことです。
クジラは何呼吸?
海にすむ動物は、貝類や甲殻類(エビ、カニ)、頭足類(イカ、タコ)、それに魚類など、ほとんどのものが海水を吸収して、そのなかの酸素を取り入れています。
しかし、クジラやイルカは、人間やイヌと同じように、赤ちゃんをうみ、母乳でそだてるほ乳類の仲間です。
つまり魚の仲間とちがって、水の中で息ができる体になっていません。
海面で空気を呼吸しなければなりません。
つまり、えら呼吸ではなく肺呼吸なのです。
海の中で生活しているのに、なぜクジラはエラ呼吸できないのでしょう?
クジラは呼吸できない海中でどうやって寝てるの?
クジラは人間と同じ、肺呼吸です。
つまり、海中では呼吸できないのです。
では、どのようにして寝るのでしょうか?
クジラが寝ている写真です。
面白いといってはいけないのかもしれませんが、マッコウクジラは縦になって寝るのです!
人間とちょうど逆ですね。
しかし、クジラによって睡眠のスタイルは違います。
泳ぎながら左右の脳を交互に眠らせたり、時間も数秒から数分と短いタイプもいるとのことです。
マッコウクジラが縦に寝るのは、肺呼吸なので口からの酸素吸入が一定に必要で、適度に頭が水面から出るように、こうなっているのだそうです。
一番大きなくじら
シロナガスクジラ
分類:ナガスクジラ科ナガスクジラ属
体長:20m~34m
体重:80t~190t
分布:全海域
※地球の歴史上最大の動物 現存する最大の動物種である。
成体ではオスよりメスのほうが若干大きい。
体型:紡錘型
下顎から臍にかけて55 - 88本の溝(畝)が入る
体色:淡灰色と白のまだら模様で、のどから胸にかけては白い模様になっている。
シロナガスクジラはやはりしおふきもすさまじく、10~15mもふきあげます。
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最後に
すぐ近くでクジラのしおふきを見ると、すごい迫力でしょうね。
寝ている姿も面白いですね。
今日も読んでくれてありがとうございました。
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