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星座が季節によって違って見えるのはどうしてなの?

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もりもりです。

なぜ、星座は季節によって見え方が違うの?
そんなこと、考えたことはないですか。

例えば、1週間に1回、同じ時刻に南の空の星を観察すると、星座の見える位置が少しずつ 西の方へ変化していくそうです。

 そして、同じ時刻に観察すると、季節が変われば少しずつ新しく見える星座が現れ、
今まで、見えていた星座は、西のほうへずれていき、やがて見えなくなります。

これは、地球が太陽を中心に回っているためで、一周すると、春夏秋冬の一年が過ぎます。

なぜ、季節によって見え方が違うのか見ていきましょう。

 

自転と公転の活動で星座の見え方が変わる

地球は自転と公転という2つの活動をしています。

星座の見え方や太陽の当たる場所が違ってくるのは、この活動によって起こっているのです。

自転とは?

自転とは自身(地球)の地軸の周りを回転することです。

地球は1日1回転し、太陽の当たらない場所が夜になっています。

太陽が当たっていて朝である場所を地球の顔とすれば、暗くて星座が 見える夜の場所は地球の背中側ということになりますよね。

公転とは?

地球は、約365日をかけて太陽の回りをまわっています。

公転とは、天体が他の天体の周りを、規則正しく決まった時間をかけて回ることです。

そのように地球が回ることで、場所が日々変わっていくので、見える星座も変わってくるのです。

 

つまり、今日見た星座を同じ位置で見ることができるのは、一年後と言うことになります。

季節によって違う星座が見える理由

公転により、春夏秋冬でそれぞれ4分の1ずつ、地球のいる場所は移動しています。

 

それにより、地球の背中側に広がっている宇宙の範囲が違ってきます。

それが、季節によって違う星座が見える理由です。

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季節の星座とは

一般的に夜の8時頃に見えるものをいいますが、地球の自転により、 夜中や明け方にかけて、これから先の季節の星空が見えるようになります。

 

例えば、夏の明け方には冬の星座であるオリオン座が見えてきます。

 

こうした天体の動きは地球が出来た時からずっと規則正しく繰り返されているので、
古代の人々は季節や時間を知る目安にしていました。

星座の持つエピソード

また、星座の持つエピソードはギリシャ神話として現代に伝えられています。

例えば、冬の星座の代表格であるオリオン座は、ギリシャ神話では力自慢の猟師・オリオンの 話しです。

「自分より強いものはいない」というオリオンの神を恐れねうぬぼれは、女神ヘラを怒らせて しまいました。

ヘラは大サソリを放ち、その場でふんぞり返って歩くオリオンを殺させてしまいます。

手柄を立てたサソリは天に上ってもなおサソリを恐れ、決してサソリ座の見える空には顔を出しません。

 

夏の星座であるサソリ座と冬の星座オリオン座は同じ夜空で見ることが出来ないのを、ギリシャ神話では このように説明しています。

 

まとめ

地球は規則正しい自転・公転により自然環境が保たれていると思います。

もし、なんらかの原因で、自転・公転が規則正しくできなくなったら、どうなってしまうのでしょうか?

本当に自然って、上手く出来ているんだなって思います。