もりもりです。
日本の都心では高層マンションがどんどん建築されています。
一見、
あんなに高いビルだと大地震が起こると、揺れで倒れてしまうんじゃないかと
心配になりますよね！
しかし、低いビルよりも高層ビルは地震に強いんです。
なぜなんでしょう？
それは、
日本独特の構造によるものなんです。
・どんな構造なのか？
・なぜ地震に強いのか？
・世界の超高層ビル
について調べてみました。
最後まで読んでくださいね。
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地震に強い日本の近代工法
近代工法（きんだいこうほう）の発達で、
日本にも100m以上の超高層ビルが
たくさん建てられるようになりました。
コンピュータ による計算技術が発達し、
複雑な耐震計算が可能になったからなんです。
地震に対して建物の変化を推定で
きるようになったのです。
しかし、
建物が高くなると柱やはりを強くしても、
長い青竹と同じように低い建物よりも
しなりやすくなります。
このような構造物の方が地震がきても
軽く受け流してしまう性質があります。
こうした構造を、剛構造（構造物の骨組みの接合部を
すべて剛接合にしたもの）に対して柔構造といいます。
柔構造だと建物が高くなれば、
地震の威力を吸収してしまい、
地震の揺れがしだいに小さくなります。
現在、
45m以上の建物はいずれも柔構造の
性質を利用しています。
そのおかげで、
あんな高い超高層ビルを建てても
倒れることがないのです。
ただ、超高層ビルはいつも少しゆれています。
地震で倒れてしまうようなことはないが、
前後左右にかなりゆれますね。
地震に対応するために考え出された日本独特の構造
地震に対応するために考え出されたのが、
日本独特の鉄骨コンクリート構造です。
地震の多い日本の5〜6階以上の高層建築では、
がんじょうな鉄骨の骨組みに鉄筋をそえて、
これコンクリートで固める、
いわゆる鉄骨鉄筋コンクリート構造を採用しています。
これは日本独特のものなんです。
関東大震災以後すすめられた工法です。
これに対して地震のないヨーロッパの建物はきゃしゃです。
でも、
アメリカの太平洋岸、
メキシコ、ペルー、チリなど
地震の多いい国は日本の鉄骨鉄筋コンクリートの
手法が採用されているのです。
しかし、
このような構造法は鋼材料を非常に多く必要とするので、
より経済的な構造法も工夫されます。
一般の鋼材に比べて高い強度をもつ高強度鋼の利用、
および鉄骨を使わず、高強度の異形鉄筋を
使った鉄骨鉄筋コンクリート構造だけの
ビルをつくることなどが試みられたのです。
アメリカの東部では純鉄筋コンクリートで
70階建てのビルがつくられています。
ビル建築物の作り方
20世紀前半は日本の高層ビルラッシュ
東京都千代田区の霞が関ビルは1968年完成、高さ147ｍ、
東京都港区の世界貿易センタービルは1970年完成、高さ152ｍ、
東京都新宿区の京王プラザホテルは1971年完成、高さ169ｍなど
日本にも超高層ビルが出現しました。
現在は、新宿副都心にさらに高いビルが林立しています。
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世界の超高層ビルトップ10
（タワーは除きます）
1位ブルジュ・ハリファ 828m(アラブ首長国連邦・ドバイ)
206階建て、828mを誇る世界一の超高層ビル。
某映画でトム・クルーズが派手なスタントをした事でも有名です。
2位上海中心 632m (中国上海市)
昇り龍をモチーフにしたという螺旋状の外観デザインが特徴的だ。
119階に展望台があるが、55秒で到着する高速エレベーターが話題。
3位アブラージュ・アル・ベイト・タワーズ 601m (サウジアラビア・メッカ)
4位平安国際金融中心 600m(中国・深セン市)
5位高銀金融117 597m（中国・天津市）
6位第2ロッテワールドタワー 555m（韓国・ソウル市）
7位ワン ワールドトレードセンター 541m(アメリカ・ニューヨーク)
2001年のアメリカ同時多発テロ事件で崩壊した
「ワールドトレードセンター」の跡地に建てられた超高層ビル。
8位CTF Finance Centre 530m(中国広州市)
9位Taipei台北101 509m (台湾台北市)
東アジア一の高さを誇る超高層ビル。
正式名称は「台北金融大樓」で、
101の名前の由来は地上101階からきています。
10位上海環球金融中心 492m(中国上海市)
まとめ
どうやって建てたのって思うくらい世界には
超高層ビルがあります。
いくら地震には強いといっても怖いですね。
ありがとうございました。
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