もりもりです。
最近はドーム球場も増えてはいますが、まだまだ屋外球場がほとんどです。
そのため試合や練習は天候によって左右されてしまいがち、
ちゃんと整備がされていないと、思わぬ事故や怪我を招くおそれがあります。
そこで、雨でぬれてしまったグラウンドを少しでも早く乾かすために、グラウンドには水はけをよくするためのいろいろな工夫がされているんですね。
・野球場の水はけがいいのはなぜ?
・球場の形状に工夫がされている
についてお話ししますね。
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野球場の水はけがいいのはなぜ?
野球場は、他のグラウンドなどに比べて水はけは、すごく良いそうです。
それは、雨水を吸収しやすくする工夫がされているからです。
水はけは土の形状と深い関係があります。
毎年、春と夏に全国高校野球大会が開催される甲子園球場(西宮市)は、日本一のグラウンドだとよくいわれます。
甲子園の土は現在、「鳥取県・大山の黒土と中国福建省の砂」をブレンドして使っているそうです。
雨の多い「春は水はけをよくするため砂を多く混ぜ」、「夏はまぶしい日差しの中でもボールが見やすいように黒土を増やす」という工夫を毎年繰り返して、ベストの状況を作っているそうです。
甲子園では、ある程度水分を含み、スパイクで歩いた時に土がポコッと取れる状態を目指してベテラン整備員が グラウンドを管理しています。
毎日の湿度や気温によって同じ土でも状態が変わるため、調整に苦労しているそうです。
甲子園に限らず、多くの野球場では水たまりが出来ないように設計図から対策をしています。
たとえば、グラウンドの地下に排水用のパイプを通したり、最下層の火山岩を敷いてグラウンド脇の排水溝に導くなどの構造上の 工夫です。
それでも土を踏みしめられて固まると、どうしても水はけが悪くなります。
使用したらトンボでならす、または上層部の土に固まりにくく排水性をよくする配合土を混ぜるというメンテナンスが必要になります。
球場の形状に工夫がされている
水はけがいいと言われる甲子園球場の形状ですが、甲子園球場もマウンドを中心に外へ向かってなだらかに傾斜をしています。
自然に水が外へ流れるようにしているのです。
それとグラウンドを整備する人間は、せいぜい5人くらいだそうです。
常駐となると2人くらいだそうですが、甲子園には14人ほどいるそうです。
これだけの人数で手をかけている球場は、おそらく日本全国、他にはないですね。
それだけ費用をかけて、手入れをしているということなんですね。
そして何より、長い年月をかけて培われたノウハウが、継承されているのです。
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まとめ
野球場の水はけがいいのは日ごろの整備に力を入れているからなのですね。
整備する方たちに感謝ですね。