物知り博士になろう

おもしろ雑学ブログ

ノーベル賞は、どんな人が、どうやって決めているのでしょうか?

f:id:naosikiko:20161115002206j:plain

もりもりです。

ノーベル賞についてです。

 

世界で最も権威のある賞といえば、
ノーベル賞ではないでしょうか。

日本人も多くの人が賞をとっています。

では、ノーベル賞はいつできたのでしょうか?

受賞者に送られるものは何か?

調べてみました。

 

      スポンサーリンク

 

ノーベル賞の起源

ノーベル賞は、(物理学)(科学)(生理学・医学)
(文学)(平和)(経済学)の6部門があります。

世界的に優れた研究・活動をした人、
世界平和に貢献した人に毎年与えられる賞で、
世界で最も権威のある賞です。

 

ノーベル賞は、
ダイナマイトを発明したスウェーデンの化学者、
アルフレッド・ノーベルも意志に
基づいて 作られました。

 

アルフレッド・ノーベルは、
ダイナマイトで巨額の富を得ました。

 

しかし、
彼には妻子がいなかったので
「遺産は、人類に最も役立つ研究や発明をした人に
賞としてあげてください」という 遺言を書き残して
1896年に亡くなられました。

 

ノーベル財団が発足
ノーベルの遺言でノーベル財団が作られます。

アルフレッド・ノーベルが亡くなって
5年後の1901年からノーベル賞が始まりました。

 

第1回は、
X線を発見した物理学者レントゲン(ドイツ)や、
国際赤十字を作ったアンリ・デュナン(スイス)などに
与えられました。

日本初の受賞者

日本人も、
1949年の湯川秀樹博士の物理学賞を受賞しています。

 

とくに、
2000年、2001年は白川秀樹博士、
野依良治博士と、史上初めて2年連続での
受賞(化学賞) となり、大きな話題となりました。

年代別日本人受賞者

1949年、湯川秀樹(ゆかわ・ひでき)物理学賞、
陽子と中性子との間に作用する核力を
媒介するものとして、中間子の存在を予言。

 

1965年、朝永振一郎(ともなが・しんいちろう)物理学賞、
「超多時間理論」と「くりこみ理論」、
量子電磁力学分野の基礎的研究。

 

1968年、川端康成(かわばた・やすなり)文学賞、
人生の哀歓の幻想と美をみごとに描いた
『雪国』及び『伊豆の踊子』・『千羽鶴』・『山の音』など。

 

1973年、江崎玲於奈(えさき・れおな)
物理学賞、半導体・超電導体トンネル効果についての研究、
エサキダイオードの開発。

 

1974年、佐藤栄作(さとう・えいさく)平和賞、
国を代表して核兵器保有に終始反対し、
太平洋地域の平和の安定に貢献。

 

1981年、福井謙一(ふくい・けんいち)化学賞、
「フロンティア電子軌道理論」を開拓し、
化学反応過程に関する理論の発展に貢献。

 

1987年、利根川進(とねがわ・すすむ)医学生理学賞、
「多様な抗体遺伝子が体内で再構成される理論」を実証し、
遺伝学・免疫学に貢献。

 

1994年、大江健三郎(おおえ・けんざぶろう)文学賞、
「個人的な体験」など、個人的な題材を掘り下げることで
現代の人間の様相を描く。

 

2000年、白川英樹(しらかわ・ひでき)化学賞、
「伝導性高分子の発見と開発」を行い、
分子エレクトロニクスの開発。

 

2001年、野依良治(のより・りょうじ)化学賞、
「キラル触媒による不斉(ふせい)水素化反応の研究」、
有機化合物の合成法発展に寄与。

 

2002年、小柴昌俊(こしば・まさとし)物理学賞、素粒子ニュートリノの観測による新しい天文学の開拓。

2002年、田中耕一(たなか・こういち)化学賞、生体高分子の同定及び構造解析のための手法の開発。

 

2008年、南部陽一郎(なんぶ・よういちろう)物理学賞、素粒子物理学における自発的対称性の破れの発見。

2008年、小林誠(こばやし・まこと)物理学賞、小林・益川理論とCP対称性の破れの起源の発見による素粒子物理学への貢献(6種類のクォークを予言)。

2008年、益川敏英(ますかわ・としひで)物理学賞、小林・益川理論とCP対称性の破れの起源の発見による素粒子物理学への貢献。

2008年、下村脩(しもむら・おさむ)化学賞、緑色蛍光タンパク質(GFP)の発見と生命科学への貢献。

 

2010年、鈴木章(すずき・あきら)化学賞、有機合成のクロスカップリング反応を開発。

2010年、根岸英一(ねぎし・えいいち)化学賞、クロスカップリングの開発。

 

2012年、山中伸弥(やまなか・しんや)医学・生理学賞、iPS細胞の開発。

 

2014年、赤崎勇(あかさき・いさむ)物理学賞、青色発光ダイオードの発明。

2014年、天野浩(あまの・ひろし)物理学賞、青色発光ダイオードの発明

2014年、中村修二(なかむら・しゅうじ)物理学賞、青色発光ダイオードの発明。

 

2015年、梶田隆章(かじた・たかあき)物理学賞、ニュートリノ振動の発見。

2015年、大村智(おおむら・さとし)生理学・医学賞、熱帯感染症の特効薬開発。

 

2016年、大隅良典(おおすみ よしのり)生理学・医学賞、オートファジーの仕組みの解明。

      スポンサーリンク

 

受賞者に贈られるものは?

受賞者はひとつの賞に最大3人までで、
メダルのほかに賞金が贈られることが
決められています。

 

賞金は毎年のノーベル財団の利息のよって
決まるので毎年変わり、
最近は日本円で約1憶円となっています。

 

受賞者はどのようにして決まるの?

ノーベルは遺言で、
賞を誰が選考するかも決めていました。

 

物理学、化学、経済学賞
(これは遺言になく、あとで付け加えられた)は
スウェーデン王立化学アカデミー、
医学生理学賞カロリンスカ研究所(ストックホルム)、
文学賞はスウェーデン・アカデミー、
平和賞はノルウェー国会 ノーベル委員会が選考機関になります。

 

各選考機関は、
毎年秋に、世界各国の専門家や過去の受賞者、
大学教授などに推薦依頼書を送り、
誰がノーベル賞受賞にふさわしいか 意見を聴きます。

 

この推薦を基に、選考機関が受賞者を絞り込みます。

選考の公表はしない

賞の公正を期すため、
誰が候補に上がったかなど、
選考についての詳しいことは50年間、
公表しないことになっています。

 

こうして受賞者が決まり、
ノーベルの命日である毎年12月10日に、
スウェーデン首都ストックホルム」
(平和賞だけは、ノルウェーの 首都オスロ)で
授賞式が行われるのです。

まとめ

ノーベル賞は人類にとって平和をもたらす賞だと思います。

いつまでも人類の平和につながる研究をしてほしいですね。

今日も読んでくれてありがとうございました。

この記事も読んでね!
      ↓

万国博覧会の歴史は?開催されたきっかけは?

      スポンサーリンク