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テレビのチャンネルが全国共通じゃないのはなぜ?テレビ放送の仕組み!

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もりもりです。

旅行などに行くと、家とテレビ番組と違うって思ったことはよくあると思います。

それは、地域によってチャンネルが違っているからです。

 

なぜ、全国共通のチャンネルでないのって思いますよね。

 

まず、テレビ放送には地上波放送と衛星放送の二通りがあります。

ふだん、普通に見ているテレビ放送は地上波放送です。

地上の施設を使って電波を送るので、地上波と言われます。

 

全国共通のチャンネルに出来るのは衛星放送だけなんだそうです。
地上波放送は技術的に不可能だそうです。

 

・地上波放送は全国共通チャンネルは不可能?

・地上波放送のしくみ

・衛星放送のしくみ?

について簡単にお教えしますね。

最後まで読んでくださいね。

 

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地上波放送は全国共通チャンネルは不可能?

地上にある発信施設から電波を送って、その電波が届く範囲が放送視聴可能範囲となり、映像と音声をテレビで 楽しむことが出来るのです。

 

テレビやラジオは短波という種類の電波を使っていて、電波の届く範囲が直径100kmしかないのです。

 

日本は北から南までを網羅(もうら)すると約3000kmの長さがあるため、電波の届かないところばかりに なってしまいます。

 

そこで、地域ごとに中継所を設けて、電波の及ぶ範囲が途切れないようにしているのです。

地上波放送のしくみ

地上波放送は、放送局と家庭の間に中継所を設けて電波を送っています。

 

各テレビ局がこうして全国に電波を飛ばしているのですが、局ごとの違いを認識するために異なる周波数を割り当てて、他局と電波が混同しないようにしています。

 

中継所が隣接する地域の場合、周波数が同じだと両方の電波を受信して、画像が二重に見えたり、ノイズで乱れたり してしまうため、周波数は各局ごと、地域ごとに変えて、発信しているのです。

 

周波数が各地域ごとに違っているため、その受け皿であるチャンネルも同じように変わってしまっているという わけなのです。

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衛星放送のしくみ?

ちなみに衛星放送は、放送局のパラボラアンテナから、赤道上空36000kmのところにある人工衛星へ電波を送り、人工衛星からふたたび地上へ電波を送ってくるものです。

 

空から電波が直接届けられるので、山など障害物が多い地域にも電波を送ることができます。

 

そして、テレビ局に遠い近いは関係なく、中継所も必要ありません。

 

日本中どこでも同じ映像を見ることができます。

 

衛星放送は、効率よく広域に放送ができる、大容量の情報伝達力がある、災害時に強い、電波が建物や地形の影響で乱れることがないなど、このような特徴を生かし、衛星放送サービスが展開されています。

 

地域ごとのチャンネルの違いがないのは、このような仕組みになっているからです。

まとめ

テレビのチャンネルが変わっても、よほどの場所でもない限り、どこでもテレビを見ることが出来ること自体は素晴らしいことだと思います。

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