もりもりです。
あなたは、自分の声を録音したことがありますか?
もし録音したことがあるなら、自分はこんな声じゃないって思いませんでしたか?
それは声の伝わり方に違いがあるからなんです。
では、
・なぜ自分の声は別人のように聞こえるのか?
・ヘッドホンで難聴になる?
・飛行機やトンネルに入ると耳がキーンとなるのは?
・耳鳴りの原因
について記事にしました。
(出典元:徹底図解人体のからくり)
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なぜ自分の声は別人のように聞こえるのか?
耳は、音を聞くだけの感覚器ではないいんですよね。
体のバランスを保つ平衡器官でもあるのです。
そして、気圧の変化を調整する役割も果たしているんです。
これらの大事な部分は耳の内部にあり、表面の見えている耳を耳介といいます。
ここで音を集めているのです。
この複雑な凹凸のおかげで、微妙な音を聞き分けることができるんですよね。
よく音が聞こえない時に、手を耳に当てることはないですか?
そうすることで、実際に音が拾いやすくなり良く聞こえやすくなったりします。
耳で聞き取る音には、空気を伝導してくるものと、頭の骨を伝導してくるものがあるので、音の聞こえ方に違いがあるんです。
骨伝導と空気伝導
骨伝導と空気伝導では、自分の声は、まるで別人のように聞こえます。
自分の声をテープレコーダーに録音して聞くとよくわかります。
ふつうに話しをしている声は、骨伝導で聞こえているのですが、録音して聞くと空気伝導に変わるので、違う人の声に聞こえてしまうのです。
自分の声はこんな声だったんだって、幻滅しないでね!
ヘッドホンで難聴になる?
人目を気にせず、電車の中や街中で周囲に聞こえるほどのボリュームで、ヘッドホンで音楽を聴いている人がいます。
これは「ヘッドホン難聴」になる危険があります。
音は空気中を伝わり広がる間に、高周波の音も弱くなります。
しかし、ヘッドホンでは直に音を受けてしまうので、弱まることがありません。
そのため、大きな音量で長時間聴き続けていると、内耳にダメージを与えてしまい、難聴になる可能性がすごく高くなるのです。
難聴度の目安
軽度:ささやき声が聞こえにくい
中等度:1m離れた場所の大声は聞き取れる
高度:50㎝以上離れると会話が困難。耳元の声は聞こえる
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飛行機やトンネルに入ると耳がキーンとなるのは?
飛行機やエレベーター、トンネルに入ると耳がキーンとなることがないですか?
これは気圧が急激に変化して、鼓膜(こまく)の内側と外側の圧力に差が生じたからなのです。
ふだんは鼓膜の内側と外側の圧力は同じなんですが、気圧が変化すると、気圧の下がった側に鼓膜が引っ張られるようになります。
この気圧の調整が間に合わないと、鼓膜がどちらか一方に押し付つけられて耳がキーンとなるんです。
そんなときは、つばを飲み込んだり、鼻をつまんで耳から空気を抜くと元に戻ります。
スキューバダイビングの「耳抜き」と同じ原理です。
耳鳴りのおもな原因
耳鳴りの原因は、一般的にはストレスや寝不足、疲れが要因となっていると言われています。
・イヤホンなどによる「スマホ難聴」
ヘッドホンやイヤホンを絶えずつけて、大音量で音楽やゲームに長時間没頭している人が増えていますよね。
すると、ヘッドホンやイヤホンを外しても耳鳴りが止まなくなるのです。
・加齢
加齢性難聴です。
高音域から聞こえづらくなるので、聞こえづらい音を聞き取ろうとして脳の活動は活発になり、耳鳴りを発症します。
・気圧の変化
急激に気圧が変わると耳鳴を感じることがあります。
飛行機や台風などの影響があります。
・風邪による炎症
耳の中にまで風邪の菌が侵入して炎症を起こす場合があり、耳鳴の原因になる場合もあります。
・職業や環境
工事現場や工場など、大きな音が出る場所で仕事をしていたり、そのような環境のそばで生活をして、長年騒音を聞き続けると、内耳に障害が起こって耳鳴りが生じる場合があります。
・ストレス
ストレスが耳鳴りの原因になる場合があります。
まとめ
自分の声を録音すると、まるで別人のように聞こえるのは、空気伝導と骨伝導の違いによるものだったんですね。
今日も読んでくれてありがとうございました。
次に読む記事はこちら⇒舌はどのようにして味を感じているのか?
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