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深海生物はどうして水圧でつぶれないのか!不気味な深海生物7選!

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もりもりです。

どうして深海魚って、
3000メートル以上の深海で
生きていけるのでしょうか?


すごい水圧だと思います。

人間なら肺や内蔵がつぶれていると
思います。


不思議ですね。

 

なぜ、深海で生きていけるのか?

 

深海生物のなぞについて、
調べてみました。

 

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深海生物が水圧でつぶれない原理

どうして深海生物が水圧でつぶれないのかを、
ペットボトルを使って説明しますね。

 

まず、

空のペットボトルに、蓋(ふた)をした状態と、
蓋をしない状態を想像 して下さい。

 

これらを深海に沈めようとしたとき、
蓋(ふた) をしたペットボトルは浮力があるので、
無理やり沈めなければなりません。

 

しかし、

蓋をしないペットボトルは、
力を入れなくても沈めることができますよね。

 

つまり、

蓋をしたペットボトルは内部に空気があるので
水圧に耐えなければならないということです。

 

深海では水圧で、ぺちゃんこにつぶれてしまいます。

 

反対に、蓋のないペットボトルは、つぶれません。

それは、
中の水と外の水の圧力が同じだからです。

 

このように、

蓋をしたペットボトルは人間など体内に気体を含む生物。


蓋をしないペットボトルは、

体内に気体を含まない深海生物ということになります。

 

なので、

液体の圧力が外の水の圧力と同じであるからつぶれないのです。

 

深海魚を釣り上げると、
中の圧力が高いために、
内蔵などが口から飛び出してしまうのはこのためです。

体内に気体が無いからです。

 

深海魚の浮き袋には空気でなく油を蓄積している!

普通の魚が浮力を調節する浮き袋と言う器官
(空気をためる袋状の内蔵)に空気ではなく、
油 を蓄積して調節しています。

 

比較的浅めにいる種類はそうではありません。

 

水圧は四方八方から均等にかかります。

 

で、
深海魚の体に中には脂肪とかが
詰まっていて隙間がありません。

 

なので、
それ以上つぶしようがないんです。

 

そもそも深海で育ったということは
深海の圧力に晒されたままの状態で
体を組み立てたということ。

組み立ててから巨大な圧力を加えたんじゃなく
最初っから圧力かかったままだったんだから、
つぶれないのは当然なのです。

深海生物はなぜ過酷な深海で棲んでいるのか!

海水の水圧と、
深海の生物の体液や血液とは、
きちんと釣り合うようにできています。

 

水圧は10メートルごとに1気圧増します。

たとえば、
水深3000メートルのところでは301気圧にもなります。


深海生物は浅海から
深海に移り棲んだわけではありません。

 

もともと、
そこに棲んでいるんです。


ふつうの生物にとっては、

過酷ですが、深海生物には、
このすごい水圧こそが最も自然な
状態というわけです。

 

浅海や深海にも棲んでいる、
イソギンチャクやナマコ、2枚貝などの
下等生物の場合には浮き袋がないため、
どこへ行っても水圧の影響をさほど受けずにすむのです。

 

問題なのは浮き袋のある魚で、
急に引き上げられたりすると浮き袋内の
気圧調整がうまくいかず
パンクしてしまうこともあります。

 

もっともこのような事故は、
垂直移動の習慣のない魚を人間の都合で、
無理に引き上げてしまうから起こるのです。

ふだんから垂直移動に慣れている魚なら、
浮き袋内に油が入っているなどして、
水圧対策は万全です。

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深海とは!

海を2層に大別すると、
水深200メートルまでが浅海。

 

それ以上深いところが深海になります。

 

さらに深海は、3000メートルまでの漸深海帯、


6000メートルまでの深海帯、


それ以上深い超深海帯に分けられます。

この3つの層に棲んでいる魚を深海魚とか
深海の生物と呼んでいます。

不気味な深海生物7選!

おなじみのチョウチンアンコウをはじめ、
頭が「じょうご」のような形になったペリカンウナギ、
体の3倍以上もの尾が房のように下がったホッスガイ、
眼が望遠鏡のよう筒状になって
前方に突き出たボウエンギョなどなど。

そろいもそろって個性的な体つきは、
水圧のせいでおかしくなったものなのだろうかと
勘ぐりたくもなります。

では、不気味な深海生物を
独断と偏見で選んでみました。

 

ヒラアシクモガニ

水深150~750mの泥または砂泥底に生息しています。

名前の通り脚は根元から先までが
平たく細長いのが特徴で、
砂に潜りやすい構造をしています。

オスはメスより体やハサミが大きくなります。

細く長い脚は、繊細で折れやすい。 

 

タコクモヒトデ

非常に奇妙な形状をしたヒトデの仲間。

深海でサンゴなどの周りの生物に絡まりながら
生活をしている。

 腕が非常に長く、
タコの足のように太い。

テヅルモヅルと同じツルクモヒトデ目だが
腕は分岐しない。

 

●サメハダテヅルモヅル

ヒトデの仲間で、
5本の腕があり、
その腕が細かく枝分かれをしている。

クモの巣のように大きく腕を広げて、
小さな餌を捕える。

 

 

●トリノアシ

テヅルモヅル亜目に属する棘皮動物であり、
分岐を繰り返す腕が特徴である。

一見すると植物のように見える。

羽根のような触手を広げて、
プランクトンを捕えて食べる。

クモヒトデ綱の中では最大であり、
腕の長さが 70 cm, 胴体の直径が
14 cm に達するものもある。

 

 

メンダコ

足の半分以上を大きな膜で覆われた、
まるでパラシュートのような形のタコ。

吸盤が一列しかなく、
スミも持っていない。

 

 

●トリカジカ

深海の砂泥帯に生息している。

表皮が硬く、トゲトゲしています。

横から見ると、
毛をむしった鶏に見えることから
名付けられた。

 

 

●ハダカカメガイ

巻貝の仲間ですが、
貝殻を持っていない。

ミジンウキマイマイと言う巻貝を
食べて生活している。

体長は約1 – 3cm、
体はほぼ円筒形。

翼ともひれともいえるような脚が生えていて、
それを羽ばたくようにして水中を泳ぐ。

泳いでいる場所は結構広く表水から
水中600mのあたりを ゆっくりと
ひらひらと漂っている。

 

●オニイソメ

待ち伏せして近づいてきた獲物を
5本の触手で捕らえる。

その攻撃速度から攻撃時に獲物が
真っ二つに切断されることもある。

 

●ミツクリザメ ミツクリザメ

深海底に生息する多毛類。

海に生息するサメ。

非常に奇妙な顔つきをしている。

海底の土に長い体を隠して
5本の触角に外部の刺激が届くのを辛抱強く待ち、
獲物を感知すると攻撃する。

鋭い歯を持ち、
獲物が半分に切断されることがある程の速度で
攻撃することが知られている。

 

 

●デメニギス デメニギス

頭部が透明で、
筒状の眼が特徴的な深海魚。

望遠鏡のように筒状に突き出した両眼が
特徴。

まとめ

ほとんどの深海生物は、
変わった姿をしています。

それは、
深海で生きるためなのでしょうね。

今日も読んでくれてありがとうございました。

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