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台風の目はどのようにしてできるの!昔は台風をどう呼んでいたの!

 

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もりもりです。

大きな台風だと、渦巻きの中心にぽっかりと
青い目のようなものを
はっきりと見ることができます。

 

これは台風の目と呼ばれているものです。 

 

この台風の目はどのようしてできるの?

なぜ台風の目と呼ばれるのか?

昔は台風をどう呼んでいたのかなど
調べてみました。

 

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台風の目はどのようにしてできるの?

台風やハリケーン、サイクロンでも、
圏内の最大風速が17メートル以下になると
「熱帯低気圧」と呼んでいます。

 

台風はその中心部に向かって
非常に強い風が渦を巻きながら吹き込んでいます。

 

それが中心に近づくにつれて、
ますます風が強くなります。

そうなると空気にはたらく遠心力も非常に強くなって
それ以上中心に入れなくなってしまいます。

そして台風の目ができてくるのです。

 

台風の目のまわりには、
激しい上昇気流と高い積乱雲の壁がありますが、
上空には下降気流があるために、
雲が切れてぽっかりと青空が見えます。

 

そこで、
いままで暴風雨が吹き荒れて、
すさまじかったのに、
急に風や雨が弱くなり、
青空がサーッと広がったり
穏やかになります。

 

しかし、
この青空もほんのわずかの時間で、
ホッとする間もなく、
また荒れ模様になります。

 

これは、
実際には台風は半分しか通過していないからなのです。

なので、台風の目が過ぎると、
また暴風雨がやってくるのです。

 

この台風の目は、
発生して間もない低緯度の熱帯地方では大きく、
中緯度地方に向かって発達するにしたがって、
だんだん小さくなります。

 

低緯度、中緯度、高緯度の地域は?

(北半球&南半球とも同じです)

低緯度は0度~30度付近
赤道に近い主に熱帯地域のことです。

 

中緯度は30度付近~60度付近

日本のような真ん中あたりにあるような
主に温帯地域のことです。

 

高緯度は北緯、南緯を超えるような
北極や南極に近い主に寒帯地域です。

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台風の目と呼ばれるのはなぜ?

 

台風の目の空洞の外壁となる部分は雲が壁状を成し、
英語では「eyewall(アイ・ウォール)」
日本語で「目の壁」あるいは「眼の壁雲」と言われています。

 

この雲の目の外壁は同時に目を囲む
台風のそのものの広大な雲の内壁でもあります。

このように人間の目にも似ていることなどから、
台風の目と呼ばれるようになったのです。

 

台風とは

台風というのは、
北太平洋西部で発生した熱帯低気圧のことで、
この低気圧が発達して、
圏内の最大風速が17メートル以上の強い
低気圧になったのを「台風」と呼んでいます。

 

この発達した熱帯低気圧には太平洋以外にも発生し、
大西洋の熱帯で発生しアメリカを襲うものを
「ハリケーン」インド洋に発生するものを「サイクロン」と呼んで
います。

 

昔は台風と呼ばれていなかった?

昔は「台風」のことを、
どう呼んでいたのでしょうか?

 

平安時代・・・

「枕草子」、「源氏物語」に登場する言葉で、
野分(のわき、のわけ) と表現されています。

 

「野分」という言葉自体は、
本当は暴風という表現を指すもので、
台風という言葉を直接表すものではありませんでした。

 

しかし、台風という言葉がなかったので、
最も近い表現が「野分」だったのです。

 

江戸時代・・・

江戸時代(西暦1800年頃)に
伊藤慎蔵さん(欄学者)が
オランダの気象学書を翻訳し、
日本初の気象学書を生み出しました。

 

その本の中に、台風を表す言葉として
「颶風(ぐふう)」 「強く激しい風」 という意味の、
中国の台風の表現にならった言葉遣いが残されています。

 

明治時代・・・

明治時代初期に(1868年~1912年)台風を表す言葉として
タイフーン 、大風(おおかぜ) と表記され、
明治時代末期ごろ、岡田武松さん(気象学者)が、
颱風(たいふう) という言葉を作りました。

 

そして最終的に長い年月をかけて、
1956年に「台風」という形になったのです。

 

まとめ

台風は大きな被害をもたらします。

台風の目はどうやってできるのか?

台風の名前の由来について記事にしてみました。

今日も読んでくれてありがとうございました。

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