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蚊にさされると、なぜかゆくなるの?蚊がもたらすこわい病気!

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もりもりです。

わんこ先生。
なんで蚊に刺されるとかゆくなるの?

ニャン太くん。
それはだね。
蚊の唾液(だえき)のせいなんじゃよ!

・痒(かゆ)みの原因
・蚊がもたらすこわい病気

についてお話ししますね。

<出典元:子どものなんで?にキッパリ答える本(小泉十三)>

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痒(かゆ)みの原因

蚊の口は、針(はり)のようにとがっていて、その針のような口を人間の皮膚に突き刺して血を吸います。

そのときに、唾液(だえき)を注入する。

この唾液には、痛みを感じさせない、〝麻酔成分と血が固まらないための成分〟が入っているのです。

この麻酔成分は、人間が気づかないうちに血を吸うためには必要なのですね。

気づかれたら、すぐに殺されてしまうからです。

 

そして、血が固まらない成分は、吸った血が蚊の体内で固まらないようにするためです。

吸ったのはいいけど、体内で固まってしまうとると死んでしまう。

 

これらの成分は、刺された相手には、体内では異物とみなされる。

その異物をやっけようと体が反応する。

その体の反応が、あのしつこい痒みの原因なんです。

 

蚊がもたらすこわい病気

東南アジアやアフリカに多い黄熱病やデング熱、マラリアなどの伝染病は、蚊によってうつるといわれています。

黄熱病

黄熱ウイルスが感染しておこる病気で、ネッタイシマカ(熱帯縞蚊(ねったいしまか))が媒介(ばいかい)します。
南米(ブラジル、ボリビア、ペルー、ベネズエラなど)、アフリカ(アンゴラ、カメルーン、ガーナ、コンゴ民主共和国、ナイジェリア)などがおもな流行地ですが、ときに中南米や南欧で流行をみることもあります。  
悪性の伝染病です。

症状
潜伏期は、2~6日です。
寒けとともに高熱が出て、頭痛、腰痛、手足の痛み、嘔吐(おうと)などがおこります。  
3~4日で症状が軽くなり、そのまま治ることもありますが、再び発熱して、黄疸(おうだん)、皮下出血(ひかしゅっけつ)、歯肉出血(しにくしゅっけつ)、黒色の嘔吐(黒吐病という病名の由来)などがおこることがしばしばです。  
発病から7~8日で治癒(ちゆ)に向かうのがふつうですが、重症の場合は、無尿、心不全(しんふぜん)、肝性昏睡(かんせいこんすい)などにおちいり、約10%の人が、第1病週の後半に死亡します。
(コトバンクから)

デング熱

熱帯・亜熱帯地方で主にみられるウイルス感染症で、原因はデングウイルスです。
デングウイルスには1~4型の4つの型がありますが、どの型のウイルスでも同様の症状が起こるので、症状から感染したウイルスの型は特定できません。
ヒトはデングウイルスに感染した蚊に刺されることによって感染します。
これまで海外で感染する感染症とされていましたが、平成26年、日本国内での感染によるデング熱の患者発生が報告されています。

症状の現れ方
①デング熱  
デング熱は、デングウイルスが感染し症状が現れた患者さんの大多数を占める病気です。  
感染後2~10日ほどで突然の高熱で発症します。
頭痛、眼の奥の痛み、腰痛、筋肉痛、骨痛が主な症状として現れ、さらに食欲不振、腹痛、吐き気、嘔吐、脱力感、全身倦怠感けんたいかんも現れることがあります。
全身のリンパ節のはれもみられます。
また、発熱してから3~5日目には胸、背中、顔面、腕、脚に発疹が出ることもあります。  
これらの症状は約1週間で消え、通常は後遺症を残すことなく回復します。

②デング出血熱  
デングウイルスに感染したヒトのうち、最初はデング熱とほぼ同様に発症し経過しますが、熱が平熱にもどるころに血液中の液体成分(血漿けっしょう)が血管からもれ出したり、出血の症状が現れたりすることがあります。
この病気はデング出血熱と呼ばれ、適切な治療を行わないと死亡することがあります。  血漿のもれは胸水きょうすいあるいは腹水ふくすいとして現れます。
出血は比較的軽い点状出血、注射部位からの出血、鼻出血、血便、重篤な吐血、下血と多様です。血漿のもれが進行するとショック症状を起こし、デングショック症候群とも呼ばれます
(コトバンクから)

マラリア

代表的な熱帯病の一種で、ハマダラカの刺咬(しこう)によって媒介される三日熱マラリア原虫、四日熱マラリア原虫、熱帯熱マラリア原虫および卵型(らんけい)マラリア原虫の、単独または混合感染によっておこる原虫感染症をいう。
感染症予防・医療法(感染症法)では4類感染症に分類されている。  
マラリアの語源はイタリア語のmal(悪い)とaria(空気)の合成語で、漢名は瘧(ぎゃく)であり、現存する日本最古の医書『医心方(いしんほう)』にもこの瘧の記載があって、「和良波夜美」の和名が付されているが、これは往時の童児に惨禍をもたらした童病(わらわやみ)の義とされている。
古名の「おこり」は悪寒と発熱を繰り返して苦しむ発病(おこりやみ)の略称といわれるほか、時代や地方により瘧病(ぎゃくへい)、疫病(えやみ)、疫癘(えきれい)、瘴気(しょうき)熱、湖沼熱など別名が非常に多い。
すなわち、かつての日本本土に三日熱マラリア、八重山(やえやま)列島などには三日熱マラリア、四日熱マラリアおよび熱帯熱マラリアの流行が知られていたが、現在の日本にはその自然感染はみられなくなっている

(コトバンクから)

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最後に

ホントに蚊に刺されると、ぷくっとふくれていつまでもかゆみが止まらない。

それと耳元で飛ぶのも止めてほしいですね。

今日も読んでくれてありがとうございました。