物知り博士になろう

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山の上は地面よりも太陽に近いのになぜ寒い?太陽と地球の距離はどれくらいなの?

 

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もりもりです。

山の上は太陽に近いのに寒いのはなぜ?

 

太陽との距離をみましょう。


地上よりも高い山の上の方が太陽に近い。


それなら、
気温は高くなるはずです。

 

ですが、
山の上は気温が低いです。


それは、なぜかを調べてみました。

 

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太陽と富士山の距離をみてみよう!

日本一高い山、
富士山と太陽との距離はどれくらいなのか?

 

太陽と地球との間は約1憶5千万キロメートルです。

 

あまりにも数字が大きすぎて、
どれくらい遠いかイメージがわかないですよね。

 

わかりやすく、
時速約300キロの新幹線でたとえてみましょう。

 

1憶5千万キロメートルの距離を
時速約300キロメートルの新幹線で行くとすると、
昼も夜も乗り続けて約57年かかります。

 

めっちゃすごい!

遠い距離です。

 

いっぽう、
地面から、富士山の頂上までは新幹線でたった1分ほどです。

 

つまり、太陽と地球は遠すぎて、
山に上から地面までの距離なんて
大したことはないんです。

 

高い山が寒いのはなぜ?

登山の経験があればわかるでしょうが、
山の上に行くほど寒くなります。


千メートル登ると気温が約6・5度も下がります。

 

富士山は、3776メートルの高さがあるので、
山頂は地上より約25度も低いのです。

 

めちゃくちゃ寒ですね。

 

なぜ、高い山が寒いのかは、
空気の押す力に 関係しています。

 

地球をおおう空気は、地球上にあるものを押しています。

これを「気圧」といいます。

 

地上よりも高い山のほうが空気の量が少ないので、
空気の押す力も小さくなり、「気圧が低く」なるのです。

 

反対に地上は、空気の押す力が大きく、
「気圧が高い」のです。

 

気圧が低い山の上では、
空気がおたがいに押す力が小さくなり、
ふくらみます。

 

ふくらむときに周りの空気を押して広がろうとするので、
エネルギー(熱)を使います。

 

そのため、
使われたエネルギーの分の熱がなくなり、
気温が下がるというわけです。

 

山の上が寒いのは、太陽との距離とは関係なく、
「気圧」がかかわっていたのです。

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実験をしてみよう!

山の上に袋に入ったお菓子を持って行くと
どうなるのでしょうか?

 

まずは、
お菓子の袋を開けずに、山の上に持っていきましょう。

 

すると、
山の上では、お菓子の袋がパンパンにふくらんでしまいます。

 

原因は、
山の上では気圧が低くなり、
お菓子の袋の中の空気が広がったためなんです。

 

 まとめ

太陽から地球までの距離を見れば、
地球の地面から山の上までの距離は微々たるもので、
気温が変わるほどではないということなんですね。

それよりも気圧の方が、
気温の変化に関係していたのです。

今日も読んでくれてありがとうございました。

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