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果物にタネ(種子)があるのは子孫繫栄のための知恵だが、どんな工夫をしたの?

 

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もりもりです。

ほとんどの、くだものにはタネがありますよね。

タネがなけれ、すごく食べやすいのにって
思うことないですか?

でも、
この果物のタネは子孫繫栄のための知恵だったんです。


では、どんな知恵や工夫があるのか
調べてみました。

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果物のタネ(種子)は子孫繫栄のための知恵!

果物の種子は、子孫繫栄のためには、
なくてはならない、すごく大切なものなんです。

植物は動物などのように、自分自身で移動することが
できません。

そこで、いかに広い地域にまで種子を
散らばせて、あっちやこっちに芽を出させるように
工夫をしたんですよね。

 どんな工夫をしたのでしょうか?

動物や人間を利用した!

種子を遠くまで散らばせ、生育場所を拡大するために
動物や人間を利用したんですね。

 

たとえば、鳥たちに木の実を鳥に食べてもらい、
そのかわりに、糞(フン)と一緒に種を捨ててもらうのです。

 

植物の中には、普通に種をまいても発芽せず、
鳥の消化器官を通過して初めて、
発芽するものがあるんです。

つまり、運び屋にされているんですよね。

 
マツやカエデの種子は風の力で散らばっていったり、
ホウセンカ、フジは自分で種子を飛び散らせたりします。

 

この他にも、トゲをもっていて、
けものの体にくっついて運んでもらう種子、
水に浮かんで移動していく種子など、
さまざまに、子孫繫栄のための工夫をしているんです。

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自然の生態系

自然の中においては、生命の流れをつくっていくことは
すごく大切なことです。

動物や植物が自然の営みの中で闘ったり、助け合っていくのが
自然の生態系なのです。

 

生態系の中では、植物が子孫を増やす営みは大事な意味があり、
植物が光合成によって太陽エネルギーをデンプンなどに換え、
動物はそれを食べて生活できるのです。

 

したがって環境が破壊、汚染され、果実が実らなくなることは、
単に果実がなくなることではなく、生物界のエネルギーの流れを
遮断(しゃだん)してしまうことなんです。

 

毎年決まった時期に決まった植物の実がなることは、
喜ばしいことなんです。

 

くだもの屋さんにある、最近の果実などは、種子からではなく、
さし木、接木(つぎき)などで増やしているそうで、
種子から育てることはまずないそうです。

 

種子植物には被子植物と裸子植物がある!

果物や木の実には必ず種子(しゅし)があります。

 

種子で増える植物を「種子植物」といい、
「被子植物(ひししょくぶつ)」と、
「裸子植物(らししょくぶつ)」の2種類があります。

 

被子植物の種子は、メシベのところにあります。

やがて種子になる胚珠(はいしゅ)という部分が、
子房(しぼう)に包まれて保護されています。


種子のほとんどは被子植物なのです。

 

※、被子植物は花を咲かせて実がなりますが、
実は子房がふくらんだもので、
その実の中に種子ができるのです。

 

マツ、スギ、イチョウ、ソテツなどの裸子植物は
メシベに子房がなく、胚珠がむき出しで、
花の様子が貧弱であまり花らしい花が咲かない。

 

ウメ、モモ、カキ、スイカ、ブドウなどは
子房が発達して果実となったものである。

このような果実を真果(しんか)といいます。

 

リンゴ、ナシは実を食べているのではなく、
花たくがふくらんだもので、本当の実は芯のところ、
イチゴは表面にある小さなツブツブが本当の実なのです。

このように本当の実でないところを偽果(ぎか)といいます。

まとめ

くだものにタネには、子孫繫栄という、
すごく重要な意味があったんですね。

今日も読んでくれてありがとうございました。

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