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火事場の馬鹿力のエピソードを紹介!なぜ人間は100%の力がだせないのか?

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もりもりです。

あなたがスポーツをやっているなら、もっともっと力が出せたらって思ったことないですか?

 

たとえば、スーパーマンのようにね。

 

 

そこまでの力は発揮できなくても、火事や非常時のときには考えられない力をだすこともあるそうですよ。

 

そう、火事場の馬鹿力です。

 

今日はその火事場の馬鹿力の

 ・火事場の馬鹿力とは

・100%の力はだせない?

 ・火事場の馬鹿力エピソード

 ・効果的な筋トレ

・スポーツとかみ合わせ

についてお話ししますね。

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火事場の馬鹿力とは?

火事場の馬鹿力(ばかぢから) とは、火事などの非常時に、重たい家具などを抱えて脱出するなど、ふだんではありえないないような力をはっきするとことです。

 

私たちは、自分ではものすごく力を出しているつもりでも、60%ほどの力しか出していないんです。

 

ここで疑問ですよね。

なぜ、100%の力を出せないのか?

 

100%の力は出せない?

私たちの体は、思いっきり力をいれても、100%の力はだせなくなっているんです。

 

 

それにはちゃんとした理由があるんです。

 

たとえばですよ。

 

今まで一度も持ったことのないような重さのダンベルを持ち上げたらどうなると思います?

 

筋肉痛ですめばいいですが、たぶん腕の関節を傷めたと骨折するか、筋肉が断裂を起こすかでしょうね。

 

そうなってしまわないように、体を守るために、脳が筋肉に「100%の力を出したらダメだよ」ってブレーキをかけているんです。

  

これを、「心理的限界」といいます。

つまり、自分の意識のなかで限界だと思っているところまでしか力を発揮できないようになっているんですよね。

 

 

ですので、100%に近いほどの力を出せる訓練をしていないかぎりは、いくら力を込めても50~60%までしか出せないんです。

 

ただし、火事などの非常時には、脳の安全装置がパキっとはずれてしまい、100%近い力を出してしまうことがあるんですね。

 

フルパワーです。

 

その後、どうなるかはわからないですけど。

 

火事場の馬鹿力エピソード

息子を助けた母親

アメリカ・ジョージア州で、「トニー」という青年が車のタイヤ交換をしていた。

 

すると突然、車体を持ち上げていたジャッキが外れてしまい、車にはさまれたまま意識を失ってしまった。

 

それを見ていた近所の子供が、母「アンジェラ」に知らせた。

 

かけつけると、息子が車に挟まれて意識を失っています。

 

とっさに350キロほどの車を一人で持ち上げます。

 

助けが来るまでの5分間の間、ずっとそれを支え続けていたのです。

 

その間「アンジェラ」は意識のない息子にずっと呼びかけていました。

 

その後、近くの住人が助けに来て「トニー」を救出します。

 

一時は意識不明だったものの、2日後には無事退院。命に別状はなかったそうです。

 

「火事場の馬鹿力のスゴさ」だけでなく、「母の愛」というものを強く感じるエピソードです。

 

カナダの6階建てのオフィスビル火災

カナダの6階建てのオフィスビルで火災が発生。

 

現場に向かった消防士、 「ジョージ」は火元を突き止め直接消火するために、仲間の消防士とビルの中へ。

 

しかし最上階の6階に到達した時、「ジョージ」の頭上にガレキが落下した。

その衝撃で左肩を脱臼、腰骨を骨折し全く身動きが取れない状況になってしまった。

 

するとガレキの衝撃と重さで床が抜け、「ジョージ」は12メートルの落下し、 そこへ270キロもの巨大な柱が落ちてきたのです。


そのとき、「ジョージ」は驚くべき『火事場の馬鹿力』を発揮したのです。

 

右手一本で270キログラムの柱を持ち上げ、自分の体の上から押しのけ、 無事救出されたのでした。

 

その後、必死のリハビリを受け、消防士に復帰。

 

しかし、左肩を脱臼、腰骨を骨折していて、なぜ270キロもの柱を持ち上げられたのでしょう?

 

この時「ジョージ」の脳では『エンドルフィン』と呼ばれる物質が放出。され、神経に入り込み、 痛みが脳に伝わるのを遮断していた。

 

これにより、一時的に脱臼や骨折の痛みを 感じなくなっていたのでしょう。

さらに極限状態で『アドレナリン』が放出されたため、筋肉への血液量が増え、 普段は使っていない、体の奥底に眠ったパワーが呼び起こされたのです。

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効果的な筋肉トレーニング

筋肉をきたえるとは、筋肉の線維(せんい)を傷つけたりちぎれさせて、修復されることなんです。

 

そうすることで、筋肉は強くなるのです。

 

そして、筋肉トレーニングをするときには、やみくもにするのではなく、筋肉が修復できる期間が必要になります。

 

1日おきくらいにトレーニングするのがいちばん効率的です。

 

そして、良質なタンパク質をたくさんとることです。

 

運動選手が食事のほかに、たくさんの牛乳を飲んだり、ゆで卵の白身を食べたり、プロテインをとったりするのはそのためなんです。

 

筋肉トレーニングをしても、なかなか筋肉がつかない場合は、タンパク質がたりていないかもしれませんね。

 

ただし、過剰にとりすぎると内臓に負担がかかるので注意しましょう。

 

スポーツとかみ合わせ

スポーツとかみ合わせは密接に関係しているのです。

 

スポーツでは、「歯を食いしばってがんばる」という言葉をよく使いますね。

 

実際にスポーツ選手は、かんじんなところで歯を食いしばっています。

 

一般には、緊張や集中力を感じる脳の場所と、歯のかみ合わせに関係している脳の場所がとなり合っているためだともいわれています。

 

そのため、運動選手がここいちばんで集中するときや緊張を感じるときは、無意識に歯を食いしばるのです。

 

逆にいうと、歯を食いしばることにより、集中力が高まったり、強い力が出せるようになるということ。

 

スポーツ選手がスタートの合図を待つ間は、無意識のうちに歯を食いしばっているのです。

 

歯にかかる力は?

ふつうに食事しているとき、歯にかかる力は、平均して10キログラム前後であるのに対し、スポーツ選手が全力出しているときでは、奥歯に40キロから90キロも力がかかっているそうです。

 

重量挙げにいたっては、100キロ以上の力がかかることもあるのです。

 

しかし、歯のかみ合わせが悪いと、じゅうぶんな力を発揮することができません。

 

さらに、かみ合わせが悪いまま運動を続けると、顎関節症(がくかんせつしょう)や頭痛の原因になります。

 

場合によっては歯の矯正(きょうせい)をすることも必要になります。

 

また、集中力を高めるために、チューインガムをかむのも効果があります。

 

メジャーリーガーの選手がよくガムをかんでいるのはそういう意味もあるんです。

 

 まとめ

火事場の馬鹿力。

最近は、この言葉を使う人も少ないでしょうね。

でも、何かに集中すると思ってもいない力を発揮することができるのですね。

今日も読んでくれてありがとうございました。

kaisei.hatenadiary.com

 

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