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バーコードの仕組みと歴史! カナと漢字まであらわせるQRコードの仕組み!

 

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バーコード

もりもりです。

バーコードが出始めたころは、ただ線が並んでいるだけのもので、なんでレジスターでピッてスキャナーするだけで商品や値段がわかるのかって思いました。

 

今ではある程度バーコードの知識ぐあるので不思議でもなんでもないですけどね。

逆にバーコードついていない商品を見るとなんでついてないのってなります。

なんでもそうなんだろうけど、最初に考えた人ってすごいですよね。

そこで今日は

・バーコード の仕組み

・バーコードの歴史

バーコードよりも主流になるんじゃないかとも思える、QRコードの仕組みについても調べてみました。

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バーコードの仕組み

バーコードだけで商品の必要な情報を管理できる

今では、バーコードがついていないような商品は少ないでしょうね。

レンタルDVDや図書館の本などあらゆるものにバーコードがついています。

 

たしかに、バーコードだけで細かく商品管理ができるのですから、こんな便利なものはありませんよね。

  

商品のバーコードをレジスターのスキャナーでピッと当てるだけで、その商品に関する必要な情報を一瞬で読み取るんですから。

 

線の太さとスペースの幅は数字や記号をあらわしている

線には、「ナローバ(線バー)、ワイドバー(太バー)」スペースには、「ナロースペース(細スペース)、ワイドスペース(太スペース)」

などがあります。

 

スーパーやコンビニなどで使われているバーコードは、「JANコード」と呼ばれ、13ケタの数字が使われています。

 

JANコードのほかにも何種類かのバーコードがあります。

たとえば図書館のバーコードは「NW-7」という種類のバーコードです。

 

JANコードでは、頭の2ケタが「国コード」となっています。

 

日本の場合は「49」か「45」が使われています。

最初は「49」だけだったのですが、登録メーカーが増えたので「45」も使えるようになったのですね。

 

次の5ケタが「メーカーコード」で、各メーカーに割り振られています。

 

その次の5ケタが「商品アイテムコード」で、各商品ごとに割り振られる。

 

最後の1ケタは「チェックデジット」と呼ばれ、誤読防止用のコードです。

 

たとえば、「4934522456785」というバーコードの数字があるとします。

この数字をJANコードとしたとき、最初の2桁の「49」という数字は、国コードとなっており、この数字でどこの国か判別します。

国コードは2桁だけでなく、3桁の国もあります。

国コードの次の5桁「34522」はメーカーを表すコードとなり、この5桁でどこで作られたものかを判別します。

メーカーコードはコードの被り防止のため、7桁のコードも登場しています。

メーカーコードの次の5桁「45678」は商品アイテムコードとなります。

こちらで商品名などの情報を識別します。

最後の「5」という数字は、誤読防止用のチェックデジットと呼ばれる数字です。

 

 

登録メーカーが増えたために、2001年以降に登録したメーカーのコード7ケタで表示されるようになりましたが、その場合は商品アイテムコードが3ケタと少なくなるので、13ケタの数字は変わらないのですね。

このほか、8ケタであらわす「短縮タイプ」と呼ばれるコードもあります。

 

 

それとバーコードのすぐ下を見ると数字が印刷されていますよね。

この数字は、バーコードが汚れたりして読み取れなくなったとき、この数字をレジスターに打ちこむためのものなんです。

数字を打ち込むと、その商品を読みとることができるのです。

 

各商品に割り当てられたバーコードは世界に一つだけっていうから、すごいですよね。

 

なんでバーコードで値段がわかるの?

バーコードで値段がわかる仕組みは、レジスターか統合コンピューターに、あらかじめバーコードとともに値段を入力しているからなんです。

 

スーパーなどの日替わりの特売品も、前もって特売価格を入力していればバーコードを変える必要はないのです。

 

 

レジスターのバーコードスキャナーの仕組みは、スキャナーからバーコードにレーザー光線を当て、反射してきた光の明暗を読み取ってデジタル信号にし、コンピューターに認識させているのです。

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バーコードの歴史

 バーコードの誕生したのは、1940年代後半ごろなんだそうです。

 

バーコードと呼ばれるものの研究はモールス信号をもとに始まったといわれています。

 

アメリカで商品の情報を読み取る仕組みはないかと、スーパーマーケットで検討されたことがバーコード研究開始のきっかけなんですね。

 

実際に研究が始まって1950年代前半には、アメリカの特許認定を受け、その後、食料品業界の業界団体であるGS1が定めたUPCコード(Universal Product Code)が標準となり、アメリカで共通のバーコードとして使われるようになったのです。

 

そうして世界各国に広がったのです。

 

その後、ヨーロッパでアメリカのUPCコードをもとにEANコードが開発されました。

そして、このEANコードが日本に渡ってきて、JANコードを開発され、大手百貨店などでテスト導入されました。

 

しかし、バーコードを商品一つひとつに付けるとなると、すごく手間がかかるので普及には時間がかかるだろうなと思われいましたが、セブンイレブンがPOSを導入したときに、バーコードの貼り付けを求めたことにより、本格的にバーコードの普及が始まったんですよね。

 

カナや漢字あらわせるQRコードの仕組み

バーコードは線の太さとスペースの幅でデータをあらわす方式ですが、最近はもっと2次元的な表示でデータをあらわす「QRコード」と呼ばれる方式もよく使われるようになってきました。

 

QRコードとは、株式会社デンソーウェーブの登録商標で、同社が開発(開発当時は株式会社デンソー)した表示方式です。

 

バーコードよりも多くの情報を盛り込めるという利点があります。

 

将来的にはバーコードにとって代わるかもしれませんね。

 

QRコードでは線の代わりに2次元のマトリックス(行列)で 情報をあらわし、容量が大きいのに高速で読み取れます。

 

バーコードより、およそ数十倍から数百倍の情報を盛り込めるというのです。

 

バーコードでは数字とアルファベットくらいしかあらわせなかったのに、QRコードではカナや数字まであらわすことができるのです。

 

QRコードが普及してきた背景には、携帯電話でかんたんに情報を読み取ることができるようになったことです。

 

携帯電話では、URLを記録したQRコードを読み取ると、そのままホームページにアクセスできるので、すごく便利です。

 

もっと大きな特徴は、QRコードは、コードの一部が汚れていたり欠けていても読み取れることなんですね。

コード自体に誤り訂正機能があって、データを復元できるようになっているのです。

 

まとめ

バーコードやQRコードの発明によって、商品やいろんなものの情報が一瞬で管理できるようになり、すごく便利な世の中になりましたね。

これから、もっと便利なものが開発されるんでしょうね。

今日も読んでくれてありがとうございました。

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