もりもりです。
ニャン太くん。
このまえさ~、頭を大きな木にぶつけて、ぷっくりと大きな石くらいのものができちゃったた!
それは「たんこぶ」だよ
なんでふくれるの?
なんでだろう?
先生に聞いてみようか!
頭やおでこを壁などに強打して、涙が出そうな痛みを経験したことは誰でもあるのではないだろうか。
そのとき、うちつけたところが、ぷっくりとふくれたのが、『たんこぶ』なのだ。
ほとんどの『たんこぶ』は時間とともに小さくなっていくから大丈夫。
・たんこぶの正体は?
・たんこぶが消えるのは?
・頭をぶつけてもたんこぶが出来れば安心?
についてお話しするね。
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たんこぶの正体は?
たんこぶの正体は、『血液やリンパ液』です。
頭やおでこを強くぶつけた衝撃で、血管やリンパ液の通り道がやぶれて出てきたもの。
腕や足を強く打った時に出来る青あざと同じものなのです。
すり傷(きず)や切り傷のように皮膚がやぶれていれば、血液やリンパ液も外に流れ出るので『たんこぶ』はできない。
つまり、たんこぶは打撲(だぼく)による内出血なのです。
ではなぜ、手や足をぶつけたときに『たんこぶ』はできないのか?
それは、手や足は内出血しても、脂肪や筋肉の厚い層があるからなのです。
つまり、内出血した血液やリンパ液は皮膚の下にある脂肪や筋肉の厚い層があるから、青あざですんでしまう。
顔やおでこは皮膚の下がすぐに骨なので、血液やリンパ液の行き場がないので、たんこぶになるのです。
たんこぶが消えるのは?
頭をうった衝撃が軽度なら、血液中の『血漿(けっしょう)』*1が染(しみ)み出してこぶになり、損傷が大きいと赤血球なども出てきて赤いこぶになる。
同じように筋肉の少ない「むこうずね」でもコブが出来ることがある。
たいてい、たんこぶは、時間がたつと再び血管に吸収されて消えていく。
頭をぶつけてもたんこぶが出来れば安心?
〝頭をぶつけても、たんこぶが出来れば大丈夫〟とちまたではいわれています。
はたして本当なのだろうか?
それは大間違い。
頭はすごく重要な場所であり、とくに後頭部や側頭部は非常に危険な場所です。
頭を強くぶつけたときは、たんこぶの有無に関係なく、すぐに病院に行くことが必要です。
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最後に
ほんとうに、頭やおでこなど脂肪や筋肉のない場所を打つと、めちゃくちゃ痛い。
痛くて、しばらく動けないこともあります。
日頃から、出っ張りのある場所などは油断大敵です。
今日は「たんこぶ」のお話しでした。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
*1:血液中の血球以外の成分をいう。コトババンクより