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地震が起きる原因!過去100年間に日本で起きた甚大な被害を出した大地震!

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もりもりです。

日本は地震の多い国です。

過去には甚大な被害を出した地震が多く発生しています。

今後も大地震が発生する恐れがあります。

なぜ、
大きな地震が発生するのか?

その原因と過去に起きた大地震を調べてみました。

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地球の内部はどうなっているのか!

地球は中心部に核があり、
これを包むようにしてマントル、
そして、表面をおおう地殻(ちかく)
3つの層からできています。

 

地球の中心部は数千度という高温で、
マントルも地表の温度よりはるかに高温です。

 

マントル対流説

 

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火山が噴火(ふんか)して火口から流れ出した溶岩は
冷えると硬い溶岩になります。

 

地表にある岩石は硬いですが、
地下深いところのマントルは
高温のために動きやすいのでは
ないかと考えられます。

 

そして、
マントル内部で1年間に数センチ程度の
ゆっくりとした動きを想定する考え方が
マントル対流説です

 

地殻(ちかく)は地球のうすい皮のようなもので、
マントルが動けば、
それに乗せられた形で地殻も動くと考えられます。

 

対流という動きには上昇するところと、
下降するところがあります。

 

上昇するところは、大西洋や太平洋などの
地底に連(つら)なる海嶺(かいれい)であり、
下降するところには海溝(かいこう)
できると考えられています。

 

日本列島のそばには太平洋東南に中央海嶺があり、
これがマントルの上昇部です。

対流とはなに?

対流と対流現象

お風呂の浴槽に手を入れるとちょうどいいお湯加減。
いざ入ってみると下の方は冷たかったという経験はありませんか?

 一般的な浴槽は下から沸(わ)かすようになっています。

 それなのに熱くなるのは上の方からですよね!

 このような熱の伝わり方を「対流」といいます。

 

部屋の中でストーブを使うと、
あたためられた空気が
どんどん上にのぼって天井あたりが、
いちばんあたたかいという現象が起こります。

 これを「対流現象」といいます。

マントル対流が地震の原因! 

マントル対流によって、
太平洋の地殻(ちかく)は日本列島に衝突し
時々、日本列島の一部を破壊します。

 

これが日本の地震の原因だと思われます。

 

これが原因とするなら、
太平洋側に地震が多いことも想像できます。

 

ただ、実際にマントルを見た人は誰もいません。

 

この説を実証するのは、
まだまだのようですね。

その他の地震が起こる原因説 !

マグマ説・マグマ爆発説

かつては地下の深いところからマグマが上昇してきて
冷めるとともにガスを発生し、
その圧力が増大して地殻内に破壊をもたらし、
割れ目をつくったり、爆発したりするために
地震が起こるというマグマ説。

 

あるいはマグマ爆発説などが有力でした。

 

明治・大正時代には多くの教科書に火山地震、
陥落(かんらく)地震、構造地震などという
分類がありました。

断層説

最近では発震機構の研究などからも地震の主因は
地下でのずり断層によるものと考えられています。

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甚大な被害をもたらした日本の大地震!

関東地震(かんとうじしん)

発生時間:1923年9月1日11時58分32秒

発生場所:南関東 マグニチュード 7.9

死者:105,385人

 
「関東大震災」を引き起こした地震。

東京・神奈川が死者の9割以上を占めました。

建物の全壊が109,000棟に対し、
全焼が212,000棟。

 

被害者の9割が火災による死者と言われています。

 

北丹後地震(きたたんごじしん)

発生日時:1927年3月7日18時27分39秒

発生場所:京都府丹後半島北部 マグニチュード 7.3(Mw 7.0)

死者:2,925人

 

最も被害の大きかった京丹後市では7~9割の建物が倒壊。

発生時刻が春先の夕刻だったため、
食事や暖房で火を起こしていた家も多く、
大規模な火災が発生し、
大勢いの焼死者を出した。

 

昭和三陸地震(しょうわさんりくじしん)

発生日時:1933年3月3日午前2時30分48秒

発生場所:岩手県上閉伊郡釜石町(現・釜石市)
東方沖約200km マグニチュード M8.1(Mw8.4)

死者・行方不明者:3,064人

 

震源が海岸から200km以上と遠かったため、

地震そのものの被害は少なかった。

 

津波の高さは最大で28.7m。

 

この、
大津波により、沿岸部に甚大な被害をもたらした。

 

鳥取地震(とっとりじしん)

発生日時:1943年9月10日17時36分54秒

発生場所:鳥取県気高郡豊実村(現・鳥取市)野坂川中流域
マグニチュード 7.2(Mw 7.0)

死者:1,083人

 

戦時中に発生した大地震。

古い家屋なども多くて、
倒壊率は80%に達した。

 

 

 出兵で男性が少なかったため、
死者の性別は女性が6割に達する。

 

戦時中にも関わらず、
国内外から多数の支援が寄せられたようですが、
資料が消失したため詳しいことは不明。

 

昭和東南海地震(しょうわとうなんかいじしん)

発生日時:1944年12月7日に午後1時36分

発生場所:三重県熊野灘沖 マグニチュード 7.9(Mw 8.2)

死者:1,223人

 

戦時下であり真珠湾攻撃3周年を迎える年でもあったため、
国民の士気を低下させる情報は軍部によって徹底的に隠蔽された。

 

被災地住民にも箝口令が敷かれ、
被災地は孤立した。

こうした状況のため、
正確な死者など詳細は分かっていません。

 

三河地震(みかわじしん)

発生日時:1945年1月13日午前3時38分23秒

発生場所:愛知県三河湾 マグニチュード 6.8(Mw 6.6)

死者・行方不明者:2,306人

 

戦時下であり国民の士気低下を嫌う軍部に隠蔽され、
大規模な報道はされなかった。

 

そのため軍部による小規模な救助活動以外は、
近隣県からの救助活動や支援が全くなく被害を拡大させた。

 

昭和南海地震(しょうわなんかいじしん)

発生日時:1946年12月21日午前4時19分

発生場所:紀伊半島沖 マグニチュード M8.0(Mw8.4)

死者:1,330人

 

90年程度の周期で定期的に発生している南海地震。

他の年代の地震よりも
比較的小さな規模の地震だったようです。

 

津波の高さもそれほど高いものではなかったが、
それでも沿岸部に甚大な被害をもたらした。

 

北陸地方 福井地震(ふくいじしん)

発生日時:1948年6月28日16時13分29秒

発生場所:福井県坂井郡丸岡町 マグニチュード 7.1(Mw 7.0)

死者・行方不明者: 3,769人

 

昭和東南海地震に影響を受けた誘発地震と考えられている。

 

戦後の復興途中であったため、
バラックなど脆弱な建物が立つ人口密集地が
被災地となったため、東日本大震災・阪神淡路大震災に次ぐ、
戦後3番目の甚大な被害を被った。

 

またマッチ工場からの出火や、
夕食時の家庭からの出火等、
数多くの火災が発生し、
数百人規模の人間が焼死した。 

 

兵庫県南部地震(ひょうごけんなんぶじしん)

発生日時:1995年1月17日5時46分52秒

発生場所:兵庫県 北淡町 マグニチュード 7.3(Mw 6.9)

死者・行方不明者:6,437人

 

「阪神・淡路大震災」を引き起こした地震。

 

巨大都市を襲った日本で初めての都市型直下地震。

 

冬季の早朝であったため、
自宅で就寝中に地震に見舞われた人が多く、
死因の80%が建物や家具の倒壊による圧死(窒息死)だった。

 

電気・ガス・水道・電話などのライフラインや
道路・鉄道などの交通網は広い範囲に渡って壊され、
全く機能しなかった。

 

東日本大震災が発生するまでは、
戦後最悪の自然災害であった。

 

東北地方太平洋沖地震(とうほくちほうたいへいようおきじしん)

発生日時:2011年3月11日14時46分18秒

発生場所:宮城県 マグニチュード 9.0 Mw 

死者・行方不明者:24,627人

 

関東大震災以来、日本列島に1万人を超える死者をもたらした。

関東大震災における死者の9割が焼死だったのに対し、
こちらは死因の9割以上は津波によるもの。

 まとめ

現在の技術をもってでも
正確な地震の予測は不可能です。

突然に発生する地震はすごく恐ろしいものです。

被害を最小限にするには、
どうすればいいのか!

一人ひとりが考え行動する必要が
あるんでしょうね。

ありがとうございました。

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