物知り博士になろう

おもしろ雑学ブログ

肺の働きと肺をよみがえらせる効果のあるストレッチをお教えしますね!

 

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もりもりです。

人体の不思議。

肺についてです。

肺は酸素を全身の細胞に供給する大切な働きをしています。

 

同じ大きさで形も同じように思いますが、実は左右の肺は大きさも形も違うんですね。

左肺は右肺よりも小さくなっています。

それは心臓がやや左側にあるからなのですね。

 

それでは

・肺の働きとデータ

・肺のストレッチ

・しゃっくりは胎児期の名残?

・医者はなぜ胸をトントンする?

についてを記事にしてみました。

(出典元:徹底図解人体のからくり)

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肺の働きとデータ

肺は畳約37枚分の肺胞(はいほう)というブドウの房のように小さな袋が詰まったガス交換の器官です。

 

肺は、吸い込んだ空気中の酸素を血液に乗せて全身の細胞に供給し、不要になった二酸化炭素を放出する働きをしています。

 

左肺は右肺よりも小さく、形も異なるのは、心臓がやや左側にあるからなのです。

 

そして、ガス交換はここで行われており、赤血球に含まれる「ヘモグロビンというタンパク質」が活躍しています。

 

ヘモグロビンは、酸素と結びつく力が強く、酸素の濃いところでは酸素と結合し、薄いところでは酸素を放出する性質があります。

 

この性質を利用して、心臓から送られてきた酸素の少ない静脈血は、肺動脈を通って肺に入るというわけです。

 

そして、肺胞で酸素と結合して動脈血となり、肺静脈を通ってまた心臓に戻り、全身の細胞に送り届けられます。

 

二酸化炭素は赤血球の中と外の水分に溶けて、全身の細胞から肺胞まで運ばれます。

 

肺のデータ

・肺に重さ=右肺約600g、左肺約500g

・肺の体積=右肺約1200㎖、左肺約1000㎖

・肺胞の数=約6憶個

・肺胞の表面積=50~60㎡(畳約37枚分の広さ)

・1回の呼吸量=約500㎖(人生80年として約8憶回、約4憶ℓ)

肺のストレッチ!

肺のまわりの筋肉は歳とともに、硬くなってしまい、自然と「呼吸の回数」が増えるようになってしまいます。

 

そこで、
「肺のストレッチ」を行うことで、肺の動きが本来のしなやかさを取り戻し、呼吸の回数が少なくなってきます。

 

それ以外にも「肺ストレッチ」の効果として、ストレスを感じにくい体質、血圧の低下や冷え性の改善など、嬉しい体の変化を実感することができますよ!

 

たった、1日数回「肺ストレッチ」を行うだけです。

(出典元:ためしてガッテン肺ストレッチより) 

  【吸う筋肉のストレッチ】

1.足は肩幅に広げ、膝は軽く曲げて立ちます。

そして両手を胸の前で軽く組みます。

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2.鼻から息を吸いながら、組んだ手を前へ伸ばしていきます。

背中は後ろへそらします。 (肩甲骨のあいだあたりの筋肉がぐっと伸びる感じを意識する)

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3.思い切り吸いきったら、
今度はゆっくり息を吐きながら手を胸に引き寄せていきます。

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【吐く筋肉のストレッチ】

1.腰の上で両手を軽く組みます。(組めない人は指先を合わせるだけでもよい)

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2.アゴを上げ、ゆっくり息を吐きながら組んだ手を斜め後ろへ伸ばします。
(みぞおちから両脇腹にかけての筋肉が伸びる感じを意識する)

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3.吐ききったら、鼻から息を吸いながら手を腰へ引きつけます。

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以上を一度に2~3セット行います。

朝昼晩に毎日行うといいでしょう。

※腰や背中に痛みのある場合は行わないで下さいね。
また、ストレッチで痛みなどが出た場合は、すぐに中止すること。

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しゃっくりは胎児期の名残(なごり)?

しゃっくりは、横隔膜(おうかくまく)がケイレンして起きる現象です。

 

横隔膜は、胸と腹を仕切る板のような筋肉で、何らかの原因で刺激されるとケイレンを起こし、しゃっくりが出るようになります。

 

この、しゃっくりは「胎児期の名残」だという説があります。

胎児期の名残説?

胎児は母体にいるとき羊水に浸かっていますが、羊水中のゴミが鼻や喉に入ると除去しなければなりません。

 

このとき、横隔膜がケイレンを起こし、ゴミを吸い込むと同時に肺に行かないように声帯を閉じるというしくみなんです。

この反射運動がしゃっくりで、その名残だといわれています。

 

しゃっくりが出るのは、緊張が高まっていたり体調が悪いといったことが背景にあります。

 

中枢神経(延髄の呼吸中枢)が刺激されてケイレンを引き起こすため、気持ちや体調が収まるとしゃっくりも自然と治まります。

 

医者はなぜ胸をトントンする?

診察のとき、胸や背中をトントンと叩く「打診」は、オーストラリアのアウェンブルッガー医師が発明した診察法です。

 

彼の実家は宿屋兼酒屋で、父親がワインの入った樽の残量を調べる際、トントンと樽を叩いていたのを子供の頃から見ていました。

 

これを人体に応用したのが打診法なんです。

叩いたときに生じる反響音で臓器の状態を知ることができるのです。

 

例えば、

・正常な肺は空気で満たされているのでコーンと響く。

・心臓や肝臓は細胞と血液が詰まっているからコツコツと鳴る。

 多くの場合、異常が生じると鈍い音がするそうです。

 

医者は、こうした微妙な音の差を聞き分け、各器官の異常を診ているのです。

まとめ

肺は血液や臓器に酸素を供給する大切な働きをしています。

しかし、肺は年齢とともに衰えてきます。

肺ストレッチで肺機能を若返らせてくださいね。

今日も読んでくれてありがとうございました。

次に読む記事はこちら⇒心臓は体から取り出しても動き続ける!

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