もりもりです。
人体の不思議。
鼻の働きについてです。
鼻には、ニオイを感じる感覚器、酸素などの空気を取り入れる呼吸器、声を出すときに音を響かせる共鳴器の3つの働きがあります。
鼻について
・鼻孔(びこう)は左右交互に休んでいる
・ストレスで鼻が敏感になる?
・ラーメンを食べるとなぜ鼻水が出るのか?
についてを記事にしました。
(出典元:徹底図解人体のからくり)
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鼻腔は左右交互に休んでいる
鼻孔(びこう)は左右とも、いつも同時に使われているわけではなくて、交互に休んでいるんです。
常に働いている感覚器でもあり、すごく敏感な嗅覚を休ませるという意味もあるそうですね。
どうやって片方だけ休ませているの?
体がそれほど酸素を必要としていないときは、片方の鼻甲介(びこうかい)*1を充血させて、空気の通り道をふさいでいるんです。
そうして、片方だけを休ませて効率よく呼吸をしているのですね。
なので、左右の鼻孔は吸う息の量が異なるので、嗅ぎ分ける能力にも差が生じてしまうんです。
つまり、鼻の通りの良い方がニオイを感じやすいということになりますよね。
ストレスで鼻が敏感になる
嗅覚は危険から身を守る大事な防衛感覚ですが、文化的な生活を送るうちに退化したといわれています。
ニオイを感じるのは、鼻腔(びくう)の上にある嗅覚器で、ここには嗅粘膜があり、その中の受容細胞が、あらゆるニオイの分子を感じとっているんです。
ただ嗅覚は疲れやすいという欠点があり、たとえば、ガスのニオイを嗅ぎ続けていると、何も感じなくなってしまうのです。
ガス中毒がなくならない原因はそこにあるのでしょうね。
最近は若い人に嗅覚過敏の人が増えているようですが、その原因の大半が精神的ストレスだそうです。
ニオイの情報は嗅神経から大脳に伝わるため、ストレスの影響をすごく受けやすくなるのです。
ニオイの良し悪しは記憶で判断
ニオイの良し悪しを嗅ぎ分けるのは、経験から得た記憶によるもので、過去に嗅いだニオイの記憶と比較して、大脳が判断しているのです。
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ラーメンを食べるとなぜ鼻水がでる?
鼻は、空気中のホコリなどを粘膜から分泌される粘液で吸着して清浄化し、気管支や肺に冷たい空気が入らないように加温・加湿しています。
季節によって空気の温度や湿度が違っても、肺の中は年中適温・適湿が保たれているのです。
それは、鼻のラジエーター機能の働きによるものなんです。
ラーメンを食べると鼻水が出ないですか?
それは、そんな鼻の機能に関係しているのです。
・ラーメンの湯気の水蒸気が鼻に入り、冷やされて水になる。
・熱い湯気や口から入る熱さが刺激となり、鼻の血管が広がって血行が良くなり、粘液が過剰に分泌される。
この2つのメカニズムによって、熱いものを食べると鼻水が出るのです。
まとめ
鼻は感覚器としても呼吸器としても、ずっと休みなく働いています。
しかし、左右の鼻孔はいつも両方が働いているのでなく、交互に休みながら働いていたんですね。
今日も読んでくれてありがとうございました。
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今日も読んでくれてありがとうございました。
次に読む記事はこちら⇒自分の声を録音して聞くとまるで別人に聞こえるのはなぜ
*1:鼻の中にある粘膜でおおわれたヒダ