もりもりです。
太陽のように明るく咲き誇るヒマワリの花。
見ているだけで、心が明るくなりませんか。
ヒマワリ畑を見ていると、みんな同じ方向を向いていると思いませんか?
実は、ヒマワリの花は太陽の方向を追うように動いているのです。
なぜ、そのような動きをするのでしょうか。
・日の動きを追うのはつぼみまで
・どのような仕組みで動くの?
・ヒマワリとフィボナッチ数列の関係
について調べてみました。
最後まで読んでくださいね。
(出典元:なぜなぜ?身近な科学の雑学帳)
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日の動きを追うのはつぼみまで
よく、「ヒマワリの花は太陽の方向を追って動く」といわれています。
ヒマワリは漢字で、「向日葵」と書きます。
「花がお日さまの方を向いて動く」といわれることからつけられたそうです。
ところで、「花が太陽を追って動く」というのは誤りなんですね。
正確には、花がつぼみの頃までは太陽を追って動くのです。
花が咲いてからは動かない
つまり、茎(くき)が成長している間だけ動くのです。
このように、植物が太陽を追って動く性質のことを〝向日性〟と呼びます。
ヒマワリは、花が咲いてからは、東の方を向いたまま動かなくなります。
ただ、群生(ぐんせい)*1している場合は、すべてが東の方を向いているわけではなく、個体差があるようです。
どのような仕組みで動くの?
太陽を追って動く、カギを握るのは植物ホルモン「オーキシン」*2です。
オーキシンは植物の成長を促進するホルモンです。
そして、動くしくみには、2つの説があります。
2つの説
1つ目の説
茎の、太陽の日から遠い方の側にオーキシンが移動するためだとする説です。
この説によれば、斜め方向からの光は、実は光から遠い葉のほうに多く当たります。
そこで、光から遠いほうの葉には、光から近いほうの葉よりオーキシンが多く作られるようになります。
その葉のオーキシンが、光から遠い側の茎に移動する。
それによって、太陽の日に遠い側の茎が成長し、結果的に日の方を向く。
2つ目の説
もう一つの説は、光から近いほうの茎ではオーキシンの働きを抑える物質がつくられるからだとするもの。
結果的に、光から遠い茎の側が成長するので日のほうを向く。
どちらの説が正しいかは、まだ決着がついていないそうだ。
ヒマワリとフィボナッチ数列の関係
ところで、数学では〝フィボナッチ数列〟という数列がある。
1、1、2、3、5、8、13、21、34、55・・・・・。
一見ランダムな数列のようだが、よく見ると一定の法則があることに気づくだろう。
そう、隣り合う数字の和が、次の数字となっているのだ。
1、1の右隣の数字は、2ですよね。
「1+1=2」で、2になります。
実は、ヒマワリの種をよく見ると、右回りと左回りのらせんができている。
このらせんの数を数えるとフィボナッチ数列になるというのだ。
たとえば、5、8、13、21というような数字があらわれるという。
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最後に
なぜ、ヒマワリが日の方向を向いて花が咲くのかをお話しました。
しかし、不思議ですよね。
今日も読んでくれてありがとうございました。