もりもりです。
人体の不思議。
喉についてです。
喉(のど)は、空気と食物の通り道で、すごく大切な役目をしている器官なんです。
そのほかに言葉を発生させる器官で、体の防御機構も備えた重要な部分です。
そんな喉の
・喉の構造
・逆立ちしながらでも食事ができるのはなぜ?
・いびきになる原因は?
について記事にしました。
(出典元:徹底図解人体のからくり)
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喉の構造
一般に「のど」といっている部分は、鼻の奥から器官の始まりのところで、医学的には咽頭(いんとう)と喉頭(こうとう)と呼んでいる部分になります。
人間以外の哺乳類は、気道と食道が分かれています。
つまり立体交差をしているということです。
しかし、
私たちは、上の画像のように咽頭部分には「空気と食物」の両方が入りこむような構造で、それら空気と食物を食道と気管に振り分けているんです。
食物が喉に詰まったり、器官に入ってむせぶのは、そういった理由からなんですね。
しかし、
この構造が人間にとって最大の利点でもあるんです。
それは言葉です。
立体交差になっていないおかげで、口を通して空気を震わせ、言葉を話すことができるんですよね。
食道の直径と長さ
・食道の直径=1.5~2㎝
・食道の長さ=20~30㎝
喉の働き
まず、口の中に入れた水や食物を、舌で味を感じながら歯でかみくだいて、嚥下(えんげ(飲み込む))します。
この中心的な役割をしているのが喉頭です。
空気は気管へ、食べ物は食道へ正確に分別すること、これが一番大事なんですよね。
そして、つぎは言葉です。
肺からきた空気が喉頭にある声帯を振動させることにより、音にして咽頭や口蓋(こうがい)、鼻・鼻腔(びくう)、舌、口唇(こうしん)を変化させて音色を加えることで、言葉としてコミュニケーションをとることが出来るのです。
このとき、自分の声は常に自分の耳に入り(フィードバック)、その指令は聴覚器官を通して(脳)中枢に戻ります。
この一連のしくみを「ことばの鎖」といいます。
逆立ちしながらでも食事ができるのはなぜ?
食道は楕円形(だえんけい)をした筋肉の管で、蠕動(ぜんどう)運動をしながら食物を下へ下へと運んでいきます。
この蠕動(ぜんどう)運動のおかげで寝転んだり逆立ちをしながら食べても、食物が逆流することがなく、ちゃんと胃に運ばれるのです。
ここで気になるのが、食物がなぜ気管に入らないかということですよね。
それは、喉には軟口蓋(なんこうがい)咽頭蓋(こうとうがい)という気道を確保する弁のようなものがついていて、食物を飲み込むときには閉じるようになっているからなんですよね。
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いびきになる原因は?
いびきとは、睡眠中に軟口蓋(上顎の奥の軟らかい部分)の緊張がゆるみ、呼吸のたびに振動して起こる音のことです。
すごく疲れたときやお酒を飲み過ぎたりした後は、誰でもいびきをかきやすくなります。
また、寝ているときに、のどちんこがゆるんで喉の奥に落ち込んでしまうと、気道が狭ります。
そのため口を開けて寝るのは、狭い通路にたくさんの空気が流れて振動も激しくなり、いびきが大きくなるもとです。
肥満で首が太くなったり、枕が高かったり位置が悪くても、気道が狭くなっていびきをかきやすくなります。
いびきを止める方法としては、枕を低くしたり、横向きに寝ることです。
これによって気道が広がり、呼吸も楽になるうえ、軟口蓋の震えも小さくなります。
まとめ
喉は、空気は気管へ、食べ物は食道へと間違えずに正確に分別してくれているんですね。
しかし、哺乳類の中で気道と食道が分かれていないのは人間だけだったんですね。
そのおかげでm私たちは言葉を話すことができるんですね。
今日も読んでくれてありがとうございました。
次に読む記事はこちら⇒肺の働きと肺をよみがえらせる効果のあるストレッチ!
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