もりもりです。
人体の不思議。
歯についてです。
歯は物を嚙み砕いて細かくした消化を助けてくれます。
嚙み砕くパワーはすごいんですよね。
そんなすごい歯の
・嚙み砕く力は?
・なぜ女性に八重歯が多いの?
・歯肉は再生しない
について記事にしました。
(出典元:徹底図解人体のからくり)
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歯の数と嚙(か)み砕く力はどのくらいなのか?
・歯の数:子供は20本、大人は28~32本
・歯の硬さ:モース高度7~8度(表面のエナメル質は水晶と同じ硬さ)で、人体で最も硬い組織なのです。
歯は全体重に匹敵する重さで物を嚙み砕くパワーを持っています。
哺乳類は4種類の歯を持っていますが、歯の形を見れば肉食が草食かがわかるのです。
人間の場合は雑食なので、4種類の歯の働きがはっきり分かれているのですね。
それぞれの歯の働き
切歯:薄くて平たい前歯が切歯(せっし)で、食物をかみ切るのに適しています。
犬歯:横の尖(とが)った歯が犬歯(けんし)で、これは肉などを引き裂く役目。
奥歯:奥歯には2種類があり、手前が小臼歯(しょうきゅうし)、一番奥が大臼歯(だいきゅうし)。
食物を細かくすりつぶして咀嚼(そしゃく)する役割を果たしています。
それぞれの歯が大事な役目を持っているので、虫歯などで歯が弱ってしまうと食物をよく噛(か)めなくなってしまい、胃腸に負担がかかるようになるのです。
また、歯の内部は細い血管や神経が通っており、顎(あご)の骨と連結しているので、虫歯などでここが侵されると痛みを感じるようになるのです。
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なぜ女性に八重歯が多いの?
八重歯になるのは犬歯だけなんですよね。
犬歯(けんし)は、両側の歯よりも生え変わるのが遅いので、生えようとするときには、両側には歯が生えてしまっているのです。
すると犬歯が生えようとしたときに、両側の歯が邪魔になり、犬歯の生えるスペースがなくなっているのです。
体の成長よりも歯の成長が早いと、顎がまだ小さいうちに大きな歯が生えてくるので、歯が押し合いになり、その結果、犬歯が横にはじき出されたのが八重歯なんです。
八重歯が女性に多いのは、男性よりも歯の成長が早いからというわけなのです。
最も成長が遅い歯は?
最も成長が遅いのが親知らずなんです。
人生50年といわれた時代に、親知らずが生える頃まで親が生きていないことが多かったそうです。
それで、「親知らず」といわれるようになったんですよね。
親知らずは、一番奥に生えるので歯磨きがしにくく、虫歯になりやすい歯でもあるのです。
歯肉は再生しない
全身に力を入れるとき、奥歯をぐっと食いしばりますよね。
このとき、健康な人の場合、体重と同じくらいの力がかかっているんです。
奥歯の咬合力(こうごうりょく)*1を測定した調査によると、なんと「小学1年生の男子で約25㎏、女子で約23㎏」を示したそうです。
噛む力は年齢とともに増加し、20代のピーク時では約60㎏にも達するそうです。
通常の食事では20~40㎏だが、硬いものを食べるときは約60㎏の力がかかっている。
この歯を支えているのが歯肉、
他の器官と違って自然治癒力がないので、歯肉を痛めてしまうと再生できず、歯は抜け落ちてしまう。
歯磨きの後で歯肉を指で軽くマッサージすると、血行が良くなって歯肉が引き締まる。
まとめ
歯のパワーは恐るべし~|
ですね。
自分の体重に匹敵するほどのかむ力があるんですね。
今日も読んでくれてありがとうございました。
次に読む記事はこちら⇒皮膚組織の構造と美肌作りに必要なタンパク質は?なぜ熱いお湯が痛く感じる?
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*1:噛む際の力のこと