もりもりです。
男と女では、見た目にも大きな違いがあるが、もうひとつの大きな違いは声の高さです。
男は思春期になると声変わりをして、1オクターブほど声が低くなっていきますが、女も多少は声変わりはしますが、男ほどに声がかわることはありません。
なぜ声の違いがでるのでしょうか。
・男は声変わりすると声が低くなるのは?
・男と女で声の高さが違うのはなぜ?
・ヨーロッパには声変わりしない男性歌手がいた?
についてお話しします。
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男は声変わりすると声が低くなるのは?
男性が声変わりするのは、男性ホルモンであるテストステロンの分泌が増加することで、『喉ぼとけ(咽喉軟骨(いんこうなんこつ)』喉の構造が変化し、声帯が大きくなるため、より低い音を出すことができるようになります。
ようするに、喉の軟骨や筋肉が変化し、声帯が厚く重くなるため、声が低くなるのです。
これにより、男性の声は女性の声よりも深く低い音を出すことができます。
なぜ、男性は女性と違ってあんなに声の違いがはっきりしている?
明確な理由はわかっていませんが、有力な仮設としては、〝オスとして、そのほうが有利だから〟というものです。
たとえば、ケンカをするとき、女性のような高い声よりも、低くてどすのきいた声の方が迫力がありますよね。
あるいは、組織をたばねるとき、声が低いほうが威厳があります。
おなじような意味で、女性の声が高いのは、女性は弱い立場にあるため、助けを求めるときなど、高い声のほうが遠くまで声が通るからともいわれています。
男と女で声の高さが違うのはなぜ?
一般に男の人の声は低く、女の人の声は高い。
これは声帯の長さ(声帯が長いほど低く、短いほど高い)のほかに、声帯の形状や骨格の違いなど、いくつかの要因が関係しています。
ヨーロッパには声変わりしない男性歌手がいた?
19世紀の末まで、ヨーロッパには声変わりしないカストラートと呼ばれる男性歌手がたくさんいました。
カストラートとは、少年時の声を保つため少年の間に去勢をした男性歌手のことです。
起源は16世紀後半のイタリア
当時の教会聖歌隊は男性のみであり、教会内で行われる聖劇の役柄としてボーイソプラノの音域や声質を維持しつつ、テクニックと声量のある成人男性歌手が必要となってきた。
偶発的に去勢手術をしたボーイソプラノが声変わりしても声質を保っていた事により、カストラートが誕生したといわれています。
17~18世紀にカストラートはオペラ舞台で大活躍し、現在にも名を残す有名歌手を輩出した。
人道的な理由により、カストラートは禁止されているので、現在ではカストラート存在しないそうです。
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最後に
男と女の声の違いや、なぜ男は声変わりするのかについて記事にしてみました。
参考になったなら嬉しいです。
最後まで読んでくれてありがとうございます。