もりもりです。
ねえ?わんこ先生。
人は右側通行、クルマは左側を走るんだよね!
でも、歩行者しかいない所だと左側を歩く人が多いんだけど?
ニャン太くん。
それはだね。人の体の仕組みが影響してるんだよ!
日本では、人は右側を歩く、車は左側を走ることが、道路交通法では決められています。
ところが、『商店街や地下街、駅の通路、神社への参道』など、歩行者しか利用しないところにおいては、左側を歩く人が多いですよね。
・歩行者だけの通路では左側を歩く人が多いのは?
・戦前は人も車も左だった!
についてお話ししますね。
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歩行者だけの通路では左側を歩く人が多いのは?
人間は、右側よりも左側を歩くほうが安心できるといわれています。
以下は、その理由についての説です。
①心臓をまもるため
体の左側にある心臓をまもろうという本能がはたらき、無意識に左側を歩こうとする。
②武士は刀を左腰に差していたため
武士は刀を左腰に差していますよね。
なので、刀の鞘(さや)がぶつからないように左側を歩いていたそうです。
そのときのなごりだというもの。
③鉄道の駅は人が左側通行することを前提に設計されている
鉄道の駅は人が左側通行することを前提に設計されているそうです。
それがほかの場所でも慣例(かんれい)になったというもの。
➃人は左重心である
人間は左重心であるので、無意識に左に寄りたくなるそうです。
たとえば、道を歩いていると左に曲がりたくなる。
陸上のトラックは左回りだし、自転車やバイクは無意識に左から乗る。
戦前は人も車も左だった!
『人は右、車は左』というようになったのは、戦後になってからのことです。
それまでの日本は『人も車も左』だったのですが、車の交通量が急増して交通事故の危険性が増したことから、道路交通法が改正されたのでした。
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最後に
なぜ人間は左側を歩くのかについて、いくつかの説がありますが、一番の理由は体の作りにあるのではないかと思います。
つまり重心が左側にあるからということですね。