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女王バチが巣からいなくなるとどうなる!新女王バチはどうやって誕生するの!

 

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もりもりです。

ミツバチの生態。

ミツバチの中では絶対的な権力がありそうな女王バチ。

そんな絶対的権力のある女王バチが巣からいなくなったらどうなるでしょうか?

 

・巣の中はどうなるの?

・パニック状態にはならないの?

そんな気になることをお教えしますね。

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もし、女王バチが巣からいなくなるとどうなるの

ミツバチの巣には何万匹というバチが
群れています。

 

そんな中で、
女王バチは、
たった1匹しかいないのです。

 
たくさんの家来を従える
殿様のようなものでしょう!

 

女王バチは子孫を残すたも
夏のはじめに
たくさんのメスのハチを生みます。

 

しかし、
これらのメスには生殖能力はなく、
すべて働きバチになるのです。

 

女王バチが生きている限り、
メスは働きバチにしかなれないという
過酷な運命なのです。

 

人間社会では、
男が働くのが当たり前のようですが、
ミツバチの社会では、
逆で男は働かず女が働かないと
いけないんですね。

 

メスは子供を生み、
その上一生死ぬまで働く運命なんです。

 

同情しますね。

 

新しい女王バチが誕生するとき?

女王バチは子孫を残すことが、
絶対条件です。

 


新女王バチが誕生するのは、


今の女王バチが産卵しなくなる、
突然死する、
何らかの形で摘み上げられて
巣から出ていく。

 

など、
女王バチが役目を果たせなくなったり
いなくなると、
新たな女王バチを作ります。

 
そして無事、
新女王ばちが誕生すると
今までと変わりない
巣の生活が始まります。

 

基本的に女王蜂が不在となることがあっても、
巣の寿命が尽きるまで
巣の生活は続けます。

 

なぜ女王バチが必要なのか?

女王バチは子孫を残すことだけが
役目ではありません。

 

女王バチからは
フェロモンという
女王しか出せない物質によって
ミツバチの集団生活が機能しているのです。

 

不思議なことに
このフェロモンには、
働きバチ(メス)の卵巣の発達を
抑制するという効果もあるそうです。

 

ミツバチの世界も民主主義

女王バチが出すフェロモンによって
ミツバチの集団生活が機能していますが、
女王バチが単独で集団を統率している
わけではないようです。

 

巣に対しての運営や方法などの
大事なことは働きバチの総意。

いわゆる多数決によって決まるそうです。

 

人間社会だと民主政治ですね。

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新女王バチはどうやって決めるの 

女王バチにいなくなると働きバチは、
ふ化後3日以内の1匹の幼虫を選んで
働きバチの分泌物である
ローヤルゼリーを食べさせます。

 

この、
ローヤルゼリーを食べた幼虫が
新女王バチとなるのです。

 

女王バチになるには、
幼虫時代にローヤルゼリーを
食べなくてはならないようですね。

 

 

新女王バチが誕生すると
オスバチに悲しい現実が起きるのです。

 

オスは、新女王が誕生し巣から飛び立つと、
それを追いかけるように、
一斉に飛び立ちます。

交尾を終えたオスバチは交尾器を
女王蜂の体内に残したまま引き離されるため
そのまま落下し、死んでしまうのです。

なんと残酷な運命なんでしょうね。

 

ミツバチは寒い季節はどうしているの?

秋から冬にかけて女王バチ以外は
全滅してしまうのでしょうか?

 

秋から冬にかけて全滅はせず、
すべてのハチが協力して冬を越すのです。

 

寒い冬も冬眠することなく
活動し続けているということですね。

 

ここでも悲しい運命が待ち受けているのです。

厳しい冬を迎える直前、
オスはメスによって巣から追い出されてしまうんです。

メスたちによってオスは
巣の出口まで押し出されます。

しかし、
オスは必死になって巣の入口にしがみつきますが、
最後は力つきて手が離れてしうのでした。

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働きバチが卵を産むとどうなる

女王バチがいなくなり、
2~3週間ほど経過すると、
働きバチが産卵をすることになります。

 

ただ、
交尾をしないため生まれてくるのは
オスばかりだそうです。

 

生まれてはくるのに
なぜオスなのでしょうか!

不思議ですね。

 

そんな状態で
 新たな働きバチが誕生してこないと
メスである働きバチがいなくなって
巣は消滅してしまいます。

 

ミツバチのオスとメスの違い

オスとメスの違いがハッキリわかるのは、
刺すのがメス。
刺さないのがオスです。

 

 

オス

・針がない 

・お腹の先に交尾器がある

・巣作りやエサ集めなど、
労働はしない。

 

メス

・針がある  

 ・働きバチはすべてメス

 

 

全体の90~95%は働きバチ、
メスだけが働いているということですね。

 

 こんなところにも大きな違いがあります。
メスは父親・母親の血をそれぞれ50%。
オスは、母親の血だけを100%受け継ぎます。

 

この独特の性の決定法を、「半・倍数性」と言います。

 

まとめ

調べてみて私もミツバチの生態がよくわかりましたね。

女王バチがどんな働きをしているのか。

女王バチがいないと
ミツバチの巣の生活が成り立たないことなど。


今日も読んでくれてありがとうございました。

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