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スズメは斑点が大きいほどモテる?焼き鳥はスズメの丸焼きがはじまり?

 

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もりもりです。

スズメはハトやカラスと並んで、私たち人間にとって、ものすごく身近な鳥です。

とくにスズメは、小さくて可愛い鳥ですよね。 

スズメは非常に頭がよくて、飼いならせば人間にも慣れるので、江戸時代の町民はスズメを飼いならして、ペットとしていたそうですよ。

 

しかし、メジロやウグイスなどと比べて、スズメはいまひとつ人気がなかったようですね。

ところで、スズメのほおには特徴的な黒い斑点がありますよね。

この斑点が大きいほどモテるのだそうです。

スズメと会話ができないので、本当なのかはか分からないですけどね。

・スズメは黒い斑点が大きいほどモテる?

・焼き鳥のはじまりはスズメの串焼だった?

・スズメの生態
について記事にしました。

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黒い斑点が大きいほどモテる?

日本には、ほおに黒い斑点があるのと斑点がない、ニュウナイスズメ*1という種類のスズメがいます。

 

ヨーロッパでは、町ではイエスズメ*2という種がよく見られるそうです。

こちらのスズメにもほおの斑点はないようです。

 

黒い斑点は何か意味があるのでしょうか?

自分の仲間を見分けるための目印になっているのかもしれませんね。

 

じつは、この黒い斑点、少しずつですが大きさが違うのです。

 

オスでは、体に酸素を取り込む能力が高いほど斑点が大きいんです。

 

体力があって健康なオスほど大きな黒斑をもつということなんですよね。

 

人間と違って、一般的に鳥は、メスがオスを選ぶのです。

 

なので、黒い斑点のオスは、すごく立派な体を持っているので、すごくモテててるのかもしれませんね。

 

焼き鳥はスズメの丸焼きがはじまりだった!

チュンチュンと鳴いて小さな可愛らしいスズメも、農家の人にとっては稲穂を食べてしまう害鳥なのかもしれません。

 

しかし、スズメは雑食性の鳥で、特に雛(ひな)に与えるのは高栄養の昆虫や小動物がほとんどです。

 

ほんとうは田畑の害虫や、あるいは田に生える雑草の種ををさかんについばんでくれる益鳥なのです。

 

ところが、稲穂が実る秋には一転、実った稲穂も食べてしまう害鳥になってしまうのです。

 

農家の人には、たくさんの数のスズメが稲穂を食べてる様子は、きっと憎たらしい悪魔のような存在に思えるんでしょうね。

 

スズメにすれば、自分たちが田畑の害虫や雑草の種を食べて稲穂を守っていたから、立派に育ったんだと思っているでしょうね。

 

江戸時代には網をかけてスズメを一網打尽にして、捕られたスズメを丸ごと串焼きにしたそうです。

それが現在の「焼き鳥」のはじまりなんです。

 

安価なニワトリが流通するようになる昭和の時代まで、焼き鳥といえば主にスズメだったそうです。

 

スズメは何百年にもわたり、さかんに捕らえられ、人間たちの餌食となっていたのです。

 

 

江戸時代の料理本には焼鳥に適した鳥として、カモ類、うずら、ひばり、小鳥類、雉子、山鳥、、ひよ鳥、つぐみ、鷺類、鳩、けり、鷭(ばん)、とあらゆる野鳥が食べられていました。

 

もりろん、スズメもです。

 

江戸時代は、戦争もなく生活が安定して、田んぼも増えていく時代です。

 

初期の1600年頃に2000万石、100年後には3000万石、幕末ごろには4000万石ほどで、実際にはそれより多くの米が生産されていたとも言われています。

 

当然それらを食べる、スズメも生息数を増やしたんでしょうね。

その分焼き鳥にされるスズメたちもたくさんいたでしょう。

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スズメの生態

分類:スズメ目スズメ科

体長:全長14cmぐらいで翼を広げると23cmほど。

体色:背面が茶色で、前面の首からお尻にかけてが白色で
頭部はより赤身を帯びた茶褐色で、首と背中の境目に白のラインが入っている。

幼鳥:耳羽(ほっぺたあたりの黒い部分)の黒が淡い。
全体の茶色や白も少し薄めに見えるので見分けがつきます

寿命:おおよそ2年ほど。ただ調査がしづらいため、正確なことはわかっていないようです。野生下では約6年、飼育下では約15年生きたという記録もあります。

分布域:日本では小笠原諸島を除く全国に生息。世界的に見てもユーラシア大陸の広い範囲に生息しています。ただしインドにはほとんどいません。

特徴:小鳥に多い「ホッピング」という歩き方をする。
飛ぶとき以外は両足を揃えて飛び跳ねながら移動する。

 

食べ物

雑食なので基本的には何でも食べます。

好物はイネ科の植物で、その種子や近辺にいる虫を食べます。

稲を枯らしてしまう害虫を食べます。

街中では、生ゴミやパンくず、お菓子などを食べているも見かけますが、天敵であるカラスがいるのでが、ゴミを荒らすということはないようです。

 

夏から秋にかけては稲を荒らしてしまうことがあります。

 

まとめ

 スズメをよく観察したことはなかったですが、斑点が大きいほうが健康で丈夫なスズメだったんですね。

今日も読んでくれてありがとうございました。

次に読む記事はこちら⇒ハトはなぜ首を振って歩くのか?

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*1:スズメ目スズメ科全長 14cm。雄異色。雄は背面が赤褐色,顔は白く,喉のみ黒い。スズメに似ているが,頬に黒色斑がないことから区別できる。下面は白色。雌は背面が灰褐色淡色の眉斑がある。アフガニスタンからヒマラヤ山脈の南山麓,中国東アジア分布し,日本でも北海道本州中部以北の山地森林で繁殖する。冬季平地に移動する。秋季大群稲田に飛来し,イネに大害を与えることもあるが,近年では被害があまりみられなくなった。(コトバンクより)

*2:ハタオリドリ科の鳥。翼長7cm。スズメに似るが少し大きく,ほおに黒斑がない。と羽色が異なり全体的に褐色。人間による農耕の拡大とともに生息地を拡げ,ユーラシアに広く分布。現在は北米南米オーストラリアにも移入されたものがいる。生態はスズメに似て,市街地や農耕地の集落にすむ。ヨーロッパではイエスズメが市街地などにすみ,スズメはまわりの林にいる。ヨーロッパの公園などに見られるスズメは本種。近年,日本でもイエスズメの生息が確認され,将来の分布拡大が考えられる。(コトバンクより)