もりもりです。
地震の前兆として、いつもと違う変わった雲が出現するといわれています。
それは地震雲です。
地震雲といっても、これが地震雲だ~っていうような、はっきり言える雲がないので、地震雲の判断は難しいですね。
それでは
・地震の発生前の動物の異常行動
・地震はなぜ起きるのか?
・正確な地震予知は可能か?
・地震雲の発生メカニズム
・地震雲は電磁波が原因?
・マグニチュードと震度に違いはあるの?
についてお話ししますね。
最後まで読んでくださいね。
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地震の発生前の動物の異常行動
日本は地震大国。
何年かごとに大きな地震に見舞われています。
そのため、地震予知の方法がいろいろ考えられてきています。
また、さまざまな地震の前兆現象についての俗説もあります。
たとえば、動物の異常行動です。
昔から有名なのは地震が起こる前にナマズが騒ぎ出すというもの。
身近な動物では、犬や猫の異常行動です。
● いつもよりよく吠えたり、鳴くなどいつもとは違う
● なぜか興奮して、落ち着きがない
● 何かにおびえ、震えている
● 地面を掘ったり、クンクンと地面のにおいをいつもより嗅ぐ
● しきりに外に出たがる・または出たがらない
● 何かを伝えようとしてる
● 体調を崩す
異常行動を起こす動物には、私たち人間にはない第六感というようなものを持っているのでしょうね。
第六感によって、地震のかすかな前兆を敏感に感じ取っているのでしょう。
それとは違って、誰の目にも見ることができる、地震の前兆現象の一つといわれているものに地震雲があります。
地震雲とは、地震の前に、ふだんは見ることのないような特殊な雲です。
その雲が見られるという説があります。
地震はなぜ起きるのか
地震は地下の断層がずれることによって起こります。
地表は「プレート」という層でおおわれていて、プレートとプレートが重なり合っている部分があり、つねにこすれ合うようにして動いています。
つねにこすれ合っているため、プレートにはゆがみが生じてきます。
そのゆがみが元に戻ろうとするときに断層ができ、地震が発生するのです。
このときにできた断層が地震源となります。
この断層が直下にある場合を、直下型地震と呼びます。
また、このような考え方を、プレートテクトニクス理論と呼びます。
直下型地震の恐ろしさ
都市型直下型地震としては、1995年1月17日午前5時46分に発生した兵庫県淡路島北部を震源とする「阪神・淡路大震災」です。
阪神・淡路大震災
地震の規模は、「マグニチュード7.3、観測史上初の震度7を記録」。
死者6434人、住宅被害は約64万棟に及び、当時としては、戦後最大規模の地震災害だった。
正確な地震予知は可能か?
現在の技術では何月何日に起こるというような正確な地震予知は不可能といわれています。
しかし、1975年に中国で発生した海域地震は、地震予知に成功しています。
1975年2月4日、海城地震(かいじょうじしん)
海城地震(かいじょうじしん)は、中華人民共和国遼寧省海城市一帯で1975年2月4日19時36分に発生したマグニチュード7.3の地震。
行政当局が事前に警報を出して住民を避難させており、避難が行われた地域では人的被害が軽微で済んだため、結果的に地震予知の数少ない成功例となった。
死者1328人、重症4292人。
だが、1976年の唐山地震では、予知することが出来なくて多くの死者が出ました。
1976年7月28日、唐山地震(とうざんじしん)
唐山地震(とうざんじしん)は、1976年7月28日3時42分に中華人民共和国河北省唐山市付近を震源として発生したマグニチュード7.5の直下型地震。
市街地を北北東から南南西に走る断層に沿って大きな水平右ずれが発生し、当時有数の工業都市であった唐山市は壊滅状態となった。
死者数は中国発表で約25万、アメリカの地質調査所の推計では65.5万人となっている。
日本列島は、いくつものプレートが重なりあっているので、いつ大地震が起きても不思議ではないのです。
今いちばん起きてほしくない地震は南海トラフでしょうね。
想像を絶する被害が予想されます。
日々、地震予知の研究が進められていますが、
いつ大地震が起きるかの予測は不可能なようです。
地震雲は電磁波が原因?
地殻内で石英(せきえい)*1や花崗岩(かこうがん)に圧力がかかると、圧電効果という作用によって電磁波が発生します。
この電磁波を観測することによって、地震予知ができるのではないかという説もあります。
地震の前兆といわれる動物たちの異常行動も、このとき生ずる電磁波が原因ではないかともいわれています。
実は地震雲も、この電磁波によってできるのではないかという説があります。
地震雲の発生メカニズム
広く認められている説ではなく、あくまで仮設です。
岩石の圧電効果によって生じた電磁波は地上に放射され、気体の分子をイオン化させる。
そのようにして発生したイオンが水蒸気の凝結核となる。
それによって雲の発生がうながされて地震雲が生じるというのです。
地震雲といっても、これが「地震雲だ」といえるようなはっきりした形はありません。
ただ、いくつかの特徴はあります。
それは地表近くにできる雲で、長い時間形を変えないということです。
また、「帯状の雲、洗濯板状の雲、竜巻型の雲、弓状の雲」などが地震雲であるといわれています。
しかし、まだ地震雲で地震を予知できるという確証はありませ。
マグニチュードと震度に違いはあるの?
地震が起きると、「マグニチュード」とか「震度」という言葉が使われますが、この2つはどう違うのでしょうか?
マグニチュードとは、震源のエネルギーの大きさをさし、Mであらわします。
マグニチュード6ならM6、マグニチュード7ならM7というふうに。
Mが1増えただけで、30倍の大きさになります。
M7はM6の30倍の大きさ、M8ならM6の約1000倍の大きさです。
マグニチュードの算出の仕方は国によって違い、日本で使われているのは「気象庁マグニチュード」と呼ばれるものです。
一方、震度というのは、その場所での揺れの大きさをあらわします。
震度0から7まで10段階に分けられます。
計算が合わないと思われるだろうが、5と6は「強」「弱」の2段階に分かれているから10段階になるのです。
これも各国で基準が違い、日本では気象庁震度階級という独自の基準がもうけられています。
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まとめ
すべての地震の前兆として、地震雲が発生するわけではないでしょうが、理論からすると地震雲はありえるでしょうね。
地震雲から発生場所や、いつ地震が起きるかがわかるようになればいいですね。
今日も読んでくれてありがとうございました。
*1:二酸化珪素 (けいそ) からなる鉱物。ふつうガラス光沢をもつ六方晶系の柱状か錐状の結晶で、透明なものを水晶という。花崗岩 (かこうがん) ・片麻岩などの主成分の一。装飾品・光学材料・ガラス原料などに利用。