もりもりです。
手が冷たいとき自然と「ハー」と息を吐いて手を温めたりしないですか?
反対に、熱いものをさわりヤケドしそうになったときには「フー」と息を吹きかけて冷やそうとしないですか?
でも、おなじ息を吐いてるのに、「ハー」と「フー」では、なぜ感じる温度が違うのだろうか?
・ハーとフーの感じる温度が違うのは?
・風速と体感温度
についてお話しします。
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ハーとフーの感じる温度が違うのは?
口から出た瞬間は「ハー」と「フー」もおなじ温度なのだ。
しかし、「ハー」と吐く息は肺のなかで温められた空気がそのまま出てくる。
いっぽうの、「フー」のほうは、口を少しすぼめて吐くことで、吐き出される息の速度が速く。
さらに、周囲の冷たい空気を巻きこんで、ふつうの風に近くなるというわけだ。
ためしに、同じ速さで「フー」と「ハー」 を吐いてみてください。
同じ温度だと思いませんか。
つまり、速く吹けば吹くほど、吐く息が冷たくなるということなんです。
逆にゆっくり吐けば温かくなります。
風速と体感温度
風速が速くなるほど、体感温度は下がる。
たとえば、同じ気温で風が0とした場合、歩くのと走るのとでは体に感じる寒さが違ってくる。
たとえば、気温10度、湿度50%の場合、風速1メートルでは体感温度は6.4度になる。
だが、風速2メートルになると、体感温度は3.9度にまで下がってしまうのだ。(ミスナールの計算式による)
ミスナールの計算式
tn = 37 - ( 37 -t) / ( 0.68 - 0.0014 × h + 1 / a ) - 0.29 × t × ( 1 - h / 100 ) tn:体感温度(℃)
t:気温(℃)、h:湿度(%)、v:風速(m/s)、a: = 1.76 + 1.4 × v0.75
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最後に
口から出るときは、おなじ温度でも吐く息の速さで温度に違いが出るということです。
たしかに、歩いているときと走っているときでは、体に感じる寒さが違いますね。