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リンパ節の働きは!リンパ腺が腫れる原因とマッサージで老廃物を排出!

 

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もりもりです。

人体の不思議。

リンパ節についてです。

 

リンパ節はリンパ液を濾過(ろか)するフィルターの働きをしています。

 

リンパ節には、免疫反応を行うために細胞やリンパ球が集まっています。

 

リンパ節以外にもこれに似た組織は体中にあり、これらは「リンパ組織と呼ばれる。

 

・リンパ節の働きとデータ

・マッサージで老廃物の排出はできるのでしょうか?

・なぜ、リンパ腺は腫れるのでしょうか?

について記事にしました。

(出典元:徹底図解人体のからくり)

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リンパ節の働き

リンパ管は血管に沿って走っていて、その中を透明なリンパ液が流れています。

余分な液や老廃物を運び去る他に、病原菌や毒素を撃退して、免疫に関わる重要な働きをしています。

 

リンパ液は、毛細血管からしみ出した血漿(けっしょう)がリンパ管内に入ったもので、古い細胞や血球の残骸などの老廃物や、腸管で吸収された脂肪を運び去る働きをしています。

そして、リンパ管は合流しながら、しだいに太くなったいき、最後は1本の管になって、首のつけ根の大きな静脈に流れ込みます。

 

その途中でリンパ管が合流している部分がリンパ節なのです。

 

リンパ節は、首や脇の下、足の付け根などにあり、ここで病原体や毒素、老廃物などを濾過(ろか)しています。

 

リンパ節はリンパ管を流れた後、血管に入り、心臓の動脈を流れて毛細血管からしみ出し、再びリンパ管に入り込むというルートで循環しているのです。

リンパ筋のデータ

・リンパ節の数=全身に約800個

・リンパ液の量=男性は体重の約8%、女性は約7%(体重60㎏の男性の場合、約4800㎖)

・静脈に戻る量=1日3000㎖~4000㎖(心臓から送り出される血液量の約2000分の1)

 

マッサージで老廃物の排出はできるのでしょうか?

体内に毒素や老廃物が溜まるのは、リンパ液の流れが悪いからです。

 

リンパ管は、静脈と同じように筋肉の動きによって押されて、リンパ液を動かしています。

そして、逆流しないよう弁がついていて、上へ上へと押し上げられています。

 

そのため、同じ姿勢で長時間いるなどして、筋肉を使わないでいると、血行が悪くなるだけではなく、リンパ液の流れも滞り、老廃物がリンパ節まで届かず蓄積されてしまうことになります。

 

特に、重力の影響を受けやすい足や指先に溜まりやすくて、むくみやセルライトの原因となるのです。

 

デトックスという言葉を聞いたことがありますでしょうか?

デトックスとは、体内に溜まった有害な毒物を排出させることで、解毒とか浄化という意味です。

全身から毒素や老廃物を排出する健康法として注目されるようになりました。

 

下から上へとリンパに沿って行うリンパマッサージは、老廃物の排出に、すごく効果があるといわれています。

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なぜ、リンパ腺は腫れるのでしょうか?

リンパ腺が腫れるのは病原体と闘っているからなんです。

 

一般にリンパ腺と呼ばれるのはリンパ節のことで、細菌やウイルスなどが侵入すると、それを食い止めるための戦場となる場所。

 

リンパ管を流れているリンパ球は、病原体を見つけると襲いかかって闘うのです。

 

ここで破れたら、病原体が全身に回って発病してしまいます。

 

リンパ節が腫れたり熱が出るという症状は、リンパ球が病原体と闘っているからです。

 

そして、リンパ球は、一度闘った相手を記憶する能力を持ち、その記憶は新しく生まれてくるリンパ球にも伝達されます。

 

そして、次にまた侵入してきたときは、素早く発見して退治するのです。

 

これを免疫といい、はしかやおたふくかぜに2度とかからないのもこのおかげです。

 

しかし、子供は免疫の種類が少ないので、初対面の病原体が多く、リンパ節が腫れることが多いんです。

まとめ

リンパ筋は病原体と闘い、そして、一度闘った相手を記憶し、すばやく退治してくれるのですね。

 今日も読んでくれてありがとうございました。

次に読む記事はこちら⇒免疫の働きとインフルエンザに何度もかかるのは?免疫力を高める方法!

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