「パァァァーン」と夜空に広がる打ち上げ花火は、すっごく綺麗ですよね。
なぜ、あんなに綺麗な形や色になるのでしょうか?
今回はそれについて書いていきたいと思います。
・花火の形を作る方法
・花火の色の仕組み
スポンサーリンク
花火の形を作る方法
花火玉
日本の打ち上げ花火は丸い玉の形をした、球系の「花火玉」を打ち上げる方法です。
花火玉に仕込んだ割火薬と星(火薬を練った玉)の並び方などで打ち上げたときの
花火のときの形が決まります。
そのうちの割り物の仕組みについてお話します。
割り物について
花火が打ち上げられると、導火線の火が割火薬に伝わり、爆発的に燃焼します。
すると星に点火し、圧力により花火玉の上貼紙を割って、星が八方に吹き飛びます。
そのとき、
花火玉の中の星の配置は『相似形(そうじけい)』*1のまま大きく広がります。
このとき、
星に炭の粉が入っていると、火の粉が流れ星の尾を引いたように光ります。
この効果を「引き」と呼びます。
花火の色や仕組み
花火の色
実際、星と割火薬は何層にも並べ、複雑な花火にすることが出来ます。
花火の色は、使用する物質の『炎色反応』*2で、さまざまな色を出すことが出来ます。
花火の仕組み
花火は、化学反応によって発生するエネルギーを利用して、美しい色と形を整えるものです。
一般的に、花火は以下のような仕組みで作られています。
外殻の製造:最初に、紙やプラスチックの外殻(がいかく)((外側にある殻(から)))
を作ります。
これは、花火の形を保ち、燃焼物質を保護するためのものです。
仕掛けの詰め込み:次に、仕掛け(爆薬や燃料など)を外殻に詰め込みます。
これは、花火が爆発するためのエネルギー源となるものです。
着火剤の追加:着火剤を仕掛けに加えます。
着火剤は、花火を点火するためのもので、通常は硝酸ナトリウムや硝酸ストロンチウムなどの化合物が使用されます。
シェルの組み立て:仕掛けと着火剤を組み合わせた後、外殻に入れます。
通常、複数の仕掛けと着火剤が使用され、それらはそれぞれの燃焼時間を設定することで、花火が連続的に爆発するように調整されます。
発射:最後に、花火は専用の筒やランチャーに入れられ、発射されます。
ランチャーから花火が放たれると、着火剤が点火され、仕掛けが爆発します。
この爆発によって、花火は空中に散り、美しい花火の形や色が現れます。
以上が、一般的な花火の仕組みです。ただし、花火の種類や大きさによって異なる場合があります。
スポンサーリンク
最後に
このように花火は相似形、炎色反応によって綺麗な色や形になるのですね。
最後まで読んでくれてありがとうございます。