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浄水器にはどんな働きがあるのか!日本の水道のはじまりはいつなの!

 

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もりもりです。

昔と違って、現在の日本の多くの人は
水道に浄水器を付けたりと
飲み水には気をつけてると思います。

でも、浄水器はどんな働きをしているのか
わかりますか?

そこで、
浄水器の働きや蛇口をひねると安全な水が出てくる
日本の水道の始まりについて調べてみました。

 

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浄水器にはどんな働きがあるの?

水道水の中には、トリハロメタンなど有機化合物のほかにも
さまざまな物質が入っています。

 

浄水器の役割 水道水には様々な化学物質が入っています。そのせいで変なにおいがしますし、嫌な味がしてしまうこともあります。 水道に浄水器をつけることで、それらを解決していくことができます。

それに、独特な臭いがしますね。

 

その代表的なのが、
カルキ臭の原因となっている残留塩素なんです。


ほかにもカビ臭の素になる有機物、有害重金属や鉄さび、
一般細菌などが入っています。

 

これらの除去してくれるのが浄水器です。

 

活性炭とマイクロフィルターの働きで、
有害物質を取り除きます。

 

活性炭の働き

活性炭は、木炭、瀝青炭(れきせいたん)、褐炭(かったん)、
泥炭(ピート)、ヤシ殻、骨、石油ピッチ、おがくずなど、
いろいろな原料を900度くらいの高温で蒸し焼きにして作った、
穴だらけの多孔体(たこうたい)です。

 

その無数の穴のおかげで、1グラムあたり、
なんと700~1400平方メートルもの表面積があるのです。

 

木炭も穴だらけの多孔体ですが、
1グラム当たりの表面積は300平方メートル、
つまり活性炭のほうが、2~5倍もの表面積を持っています。

 

表面積が大きいので、
たくさんの物を吸着できるのです。

 

つまり、トリハロメタン、農薬類、界面活性剤、
異臭成分などの除去に効果を発揮するのです。

 

毒ガスマスクにも活性炭が使われているくらいです。

 

においが気になる塩素は炭素と反応しやすいので活性炭の炭素との
化学反応によって除去されます。

ただし、金属成分は吸着されません。

そこでマイクロフィルターを活性炭の前後につけているのです。

マイクロフィルターで除去する

活性炭だけでは、カドミウムなどの有害な重金属は、
そのまま流れてしまいます。

また、鉄さびや濁り、一般細菌などの不純物は、
大きすぎて活性炭の穴では
吸着ができません。

 

そこで活性炭の前後にマイクロフィルターをつけて除去する仕組みに
なっています。

 

といっても、市販されている浄水器の性能はピンからキリまで、
それに、使い方にも気をつけないと効果は期待できません。

 

たとえば、早めにフィルターを取り替えないと、
フィルター内の1ヶ所だけを水が通ることになるので、
その部分の活性炭の能力はどんどん落ちて、
塩素は除去されなくなります。

 

また、活性炭量の多い物を選ばないと、
有機化合物ほ除去できません。

 

さらに、活性炭に汚れがたまってくると吸着能力が落ちるだけでなく
せっかく吸着した汚れを放出し始めるので要注意です。

 浄水器の働きわかりましたでしょうか。

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日本の水道の始まりはいつからなの?

世界で初めて水道が建設されたのは、
約2300年前の古代ローマで、
都市での水不足を解消するために、
山の水源地から直接水を引く水道橋(すいどうきょう)が
建設されたのでした。

 

日本では戦国時代に、
神奈川県の小田原城下に飲み水用として引かれた
「小田原早川上水(おだわらはやかわじょうすい)」が
最古の水道だといわれています。

 

徳川家康もこの上小田原早川上水に
影響を受けて、1600年頃江戸に「神田上水」を引いたそうです。

 

その後も「玉川上水」、「千川上水」などが次々に完成したのです。

 

しかし、 浄水施設は伴っていなくて、
しかも限られた地域のみだったのです。

 

ほとんどの家では川の水を汲んだり
井戸から地下水をくみ上げて使っていたので、
幕末になると、コレラやチフスなど水を介して拡がる
感染症が流行します。


流行の原因は水道の水質汚染や不衛生な飲料水だったのです。

 

現在のような水道はいつできたの?

感染症から国民を守る為に、
衛生的で安全な飲料水を供給する水道の設備が確立されたのは
1887年(明治20年)。

 

これが現在の日本の水道のはじまりです。

 

ここから都市を中心に水道が発達していきます。

 

しかし二度にわたる大戦の影響で水道事業がストップした為,
昭和32年の時点では普及率は約41%にとどまっていました。

 

急激に普及が進み始めたのが高度経済成長期です。

平成23年には日本の水道普及率は97.5%に達しました。

 

このおかげで私達は毎日水道水を飲むことが出来ています。

 

なお、水道が普及されていない地域は主に離島で、
井戸水を使っていたりします。

 

世界の水道水が飲める国 海外でも日本のように
水道設備が整っている国はありますが
それは限られた国は少なく、

ほとんどの国では水道水は飲むことが出来ないようです。

 

まとめ

たくさんの技術のおかげで、
私たちは安心して水道の水を飲むことができるんですね。

今日も読んでくれてありがとうございました。

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