もりもりです。
だるまさんは、なぜ赤く塗られているのか。
最近は『白、黒、黄色』など、いろいろな色のだるまさんもありますが、昔からだるまさんは赤い色をしています。
なぜ、だるまさんは赤い色なのでしょうか?
・だるまさんはなぜ赤い?
・だるまの色の意味
・だるまの「目入れ」の風習
についてお話ししますね。
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だるまさんはなぜ赤いの?
だるまさんは、禅宗(ぜんしゅう)の始祖(しそ) *1達磨太子をモデルにしていて、だるまさんの手足のない姿は、座禅の修行をしているところを模(も)*2したものだそうです。
それと、今ではいろんな色のだるまさんがありますが、昔は赤いだるまさんでした。
なぜ赤なのでしょうか。
お坊さんが衣の色で位を表すことはご存知でしょうか。
禅宗では、赤い衣は大僧正(だいそうじょう)だけが着用できるそうです。
つまり、だるまさんの赤い色は、禅宗を開いた達磨太子(だるまたいし)に敬意を表すために、赤い衣を着せているというわけなんだそうです。
達磨太子はもともとはインドの王子で、中国に渡って仏教の修行をつみました。
生年(しょうねん)は不明ですが、嵩山(すうざん)を開いたのは五世紀末のことといわれています。
有名な「面壁九年」、つまり九年間壁に向かって座禅を組み、さとりを開いたのもこのころです。
ちなみに、日本でだるまさんのもとになった『起き上がりこぼし』が作られるようになったのは室町時代のこと。
これがだるまさんの形になったのは江戸時代の中ごろだといわれています。
当時の人々には、だるまさんの赤い色は、子どもの疱瘡(ほうそう)*3よけのまじないとして、たいへん喜ばれたそうです。
だるまの色の意味
「赤色のだるま」
魔除け・家内安全の意味があります。
「白色のだるま」
目標達成・合格祈願の意味があります。
合格祈願のお守りにされることも多いようですね。
「黒色のだるま」
商売繁盛の意味があります。
黒字を招き、安定した金運を招く力があると考えられています。
「黄色のだるま」
豊穣・金運上昇の意味があります。
「金色のだるま」
金運上昇の意味があります。
金銭的な願い事を叶えたい人におすすめです。
「桃色のだるま」
恋愛成就の意味があります。
かわいらしい色なので、インテリアとしてもいいですね。
「緑色のだるま」
健康祈願の意味があります。
大切な人やご家族に贈るといいでしょう。
だるまの「目入れ」の風習
目入れの風習は、江戸時代に流行った痘そう(天然痘)により始まったといわれています。
願いごとをする際に「左目」、願いが叶ったときに「右目」を入れます。
だるまの目は阿吽(あうん)を表しているそうで、 左目:阿は物事の始まり ・右目:吽は物事の終わり 。
目は白目が残るように黒目を入れるのがポイント。
目入れのタイミングは、1年の始まりのお正月や何かを達成したいと目標を定めたときです。
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最後に
だるまさんの赤い色に疑問を抱いたことは、あまりないかと思いますが、だるまさんはは、なせ赤く塗られているのかについて書いてみました。
最後まで読んでくれてありがとうございます。