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漢字には、なぜ音読みと訓読みがあるのか!音と訓の意味?

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もりもりです。

日本語は、ひらがなやカタカナだけでもいいんじゃないって思わないですか!

なぜ、難しい漢字があるのでしょうか?

 

漢字が、いちばん最初に日本に入ってきたころは、今の英語の アルファベットと同じように「外国の文字」だったんですね。

 

なぜか?

その当時、日本人は文字をまだ持っていなかったからなのです。

 

そこで、
なんとかその 外国の文字である「漢字」を使って日本語を表そうと、
いろいろな工夫をしたのでした。

 

きっと、「アルファベットで日本語を表す」のと同じような大変な試みだったでしょうね!

 

まず、漢語をそのままとりこんで、日本語の中にとりまぜて使いました。

 

現代でも私たちは「コミュニケーション」とか「リストラ」とか、
英語の言葉を (発音は日本語になっていますが)
日本語の中にそのまま混ぜて使っていますよね。

 

それと同じように、漢語の中の「天」や「礼」といった単語、
あるいは「学校」「教育」 といった複合語を
そのまま日本語に取り入れたのです。

それが今日の音読みとなったのです。

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日本人でもいいやすいような音にするための工夫

日本語は漢語に比べて極端に音が少ないため、
もとの漢語そのままには発音できませんでした。

 

そこで、日本人でもいいやすいような音になっているのです。

 

「table」を「テーブル」、「radio」を「ラジオ」と
言ったりするのと同じです。

漢字の意味によって、日本語で読む工夫をした

次にした工夫は、漢字をその意味によって、
日本語で読む、ということでした。

 

すなわち、「山」という漢字は音読みで「サン」と読む以外に、
日本語で「やま」と読むこと にしたのです。

 

これは「mountain」という文字を「やま」と読むのに等しく、
とても大胆な試みでした。

 

この「漢語読み」と「日本語読み」を両方使うことにしたため、
前者を「音読み」、 後者を「訓読み」と呼んで区別したのです。

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「音」と「訓」の意味

「音」というのは「その字の発音」ということ、
「訓」というのは「その字の解釈、意味」 ということを意味します。

 

訓読みは、長い時間かけてしだいにできてきました。

 

『万葉集(まんようしゅう)』ではすでに自由自在に使われているので、
そのときまでにすでに出来てから 100年や200年は
経っていただろうといわれています。

まとめ

文字を作ることは、想像以上に大変だったんでしょうね。

何もないところから作りだしたんですからね。

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