物知り博士になろう

おもしろ雑学ブログ

サボテンのトゲは何のためにあるのか!乾燥地帯で生きぬく植物の知恵!

 

f:id:naosikiko:20180208223859j:plain

もりもりです。

するどいサボテンのトゲ。

刺さるとすごく痛いですよね!

この、サボテンのトゲは何のためにあるのでしょうか?

食べられないように敵から身を守るためなのでしょうか!

サボテンは雨がほとんど降らない乾燥地帯でも生きていけます。

トゲの意味と雨の降らない乾燥地帯でも生き抜くことができるのはなぜなのでしょう。

      スポンサーリンク

 

 

サボテンのトゲは葉が変化したもの

サボテンは、乾燥地帯で生きるために、茎(くき)や葉の一部分が肥大して、多量の水分をたくわえられるしくみになっています。

 

このような植物を「多肉植物(たにくしょくぶつ)」といいます。

 

しかし、サボテンは、茎や葉はどこなんだろう?

 
サボテンにもちゃんと茎も葉もあるんです。


茎は柱やうちわや玉のような形をしたところです。

茎の形状は、球状、柱状、板状のものが多いです。

 

葉っぱは、芽が出るときに、小さな葉のようなものが2枚出ます。


これは成長しているうちになくなってしまうんです。

 

そして、葉は退化し、ふつうはトゲのように変化します。

 

サボテンのトゲトゲしい、イメージと違って花は多様で美しいものが多いです。

 

そして、
サボテンの種類は約1,800種あるんです。そんなにあるとは意外ですね。

 

植物の葉は光合成をするために必要!

植物にとって葉は、すごく大切なはたらきをするところです。

 

植物の葉の大きな働きは、「光合成」

 

なので、乾燥地帯に生きるサボテンといえ、葉をもたないわけにはいかないです。

 

サボテンのトゲは葉が変化したものなんです。

 

光合成とは・・・

葉の中にある葉緑体(ようりょくたい)の働きにより、太陽光のエネルギーを利用し、
二酸化炭素と水からデンプンや糖をつくること。

 

この光合成こそ植物の最大の特徴で、地球上の生物の食糧源になんです。

 

葉は光合成の際に酸素を出します。

 

これが地球上の酸素の重要な供給源になんですね。


酸素を必要とする動物を生かしてくれているんです。

 

植物がいないと人間は生きていくことが、できないんです。

 

つまりは、緑を大切にすることは、人間自身のためでもあるのです。

      スポンサーリンク

 

葉の蒸散作用と呼吸作用

光合成の次に必要な葉の働きは、水分を蒸発させること、「蒸散作用(じょうさんさよう)」です。

 

植物にとっては生理作用の1つで、一方で大気中に水蒸気を送り出す水の循環に大きな
役割を果たしています。

 

そして、「呼吸作用」です。

これはガス交換で、植物もこのときは酸素を取り入れ、二酸化炭素を出しています。

サボテンのように乾燥地帯に生きる植物の知恵

葉の役目を効率よくするには、葉の表面積をできるだけ、広くしたほうが良いように思いますよね!

 

しかし、葉がたくさんあって、しかも1枚1枚の表面積が広いと、光合成には都合が良いように思います。

 

でも葉が広いと、葉から水分がどんどん出ていってしまうことになります。

 

サボテンのように乾燥地帯に生きる植物の場合、水分がどんどんと出ていっては困ります。

 

生きていくためには、葉を小さくし、表面積を少なくしなければならないんですね。

 

そのように環境に適応するために、葉がトゲになってしまったのです。

 

反対に、茎の方はできるだけ厚くなって、中に水分をたくさんたくわえ皮の内側には
水や栄養分(えいようぶん)をいっぱいにためておくこと ができます。

 

そうすることで、めったなことではしおれないようにできているんです。

 
乾燥地帯という、悪条件で生きていくための植物の知恵なんですね。

 

それに、茎のまわりに、たくさんのトゲがあれば動物も近よりにくく、身を守りやすいという利点があります。

 

そのうえ、目に見えない地下では、根をがっちりと張って、土の中の水分を逃さないで
吸収できるようになっています。

 

サボテンの花言葉

サボテンの花言葉は見かけと違って、すごくロマンティックです。

「内気な乙女」

「秘めたる情熱」

「枯れない愛」

「燃える心」

などです。

すごく情熱的だと思いませんか!

まとめ

雨もほとんど降ることがない、乾燥地帯という悪条件の中で生きていくサボテンの生命力には感動です。

今日も読んでくれてありがとうございました。

      スポンサーリンク