もりもりです。
私たち地球の生物が生きていくために必要なものは、たくさんあります。
宇宙に目を向けると太陽と月だと思います。
太陽がなければ、凍りつくような寒い夜の世界しかないでしょうね。
まるで氷河期です。
では、月がなかったら?
太陽のように必要性は思いつかないと思います。
でも地球にとっては、月もすごく必要なのです。
もしも月がなかったらどうなっていたのでしょうか。
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月がなかったら地球はどうなっていた?
地球のような「惑星」の回りをまわる天体のことを「衛星」といいます。
月は地球の衛星です。
すごく大きな衛星なのです。
太陽系のほかの惑星にも月のように衛星はありますが、惑星に対しての衛星の大きさでは、月より大きなものはないのです。
それだけ、月の引力が地球に与える影響は強いということです。
地球にどのような影響を与えているのでしょう?
今とはまったく違う気候になっていた!
月は地球の気候に大きく関わっている・・・
地球が「氷河期」にならないのは、地球が安定して自転(じてん)しているからです。
地球は北極と南極とを結んだ軸、「自転軸」を中心に1日1回まわっています。
この、自転軸が安定しているのは、月があるからだと考えられています。
月の引力は地球の23.34°の自転軸の角度を安定させています。
この微妙な角度があるから昼と夜が交互に訪れ四季があるのです。
地球が誕生してから22.1°~24.5°の間で4、000年周期で変動していますが、
月がなくなれば軸の角度が大きく傾く可能性があります。
1℃ずれると太陽光の届き方に変化が生まれ、
2℃ズレれば、世界で砂漠化や氷河期などが起こるかもしれないのです。
私たち人間は生きていないでしょうね。
潮の満ち引きもなくなる・・・
月があるから、潮(しお)の満ち引きが起こるのですが、この潮の満ち引きもなくなります。
潮の満ち引きは海の生き物の産卵などにも関係があるといわれています。
海の生物にも大きく影響するでしょうね。
地球の自転の時間が変わる・・・
月がなかったら地球の自転の時間が変わると考える研究者もいます。
月がなかったら、地球の自転は速くなり、1日が8時間ほどになってしまうそうです。
そうなると、空気の流れも速くなり強風が吹く環境になっていたかもしれません。
そう考えると、あんなに大きく美しい月を持った私たち地球人は、とても幸せですよね。
日本人は昔から月を愛し、月から来たかぐや姫を主人公にした「竹取物語」を作りました。
月があるからこそ、私たちは豊かな文化を育(はぐく)むことが出来たのでしょうね。
※自転(じてん)とは
天体がそれ自身の直径の一つを軸として回転すること。
天体が他天体の周囲を軌道運動する公転に対する言葉。
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月の引力がなくなるとどうなる?
月がなくなると、地球がどこへ行くのでしょうか?
綱引きのように、地球と月は引力で引っ張り合いをしています。
地球と月の引力は絶妙な均衡を保っているのです。
それは地球の自転にも影響を与えています。
海面は月の引力によって引っ張られ、自転の速度を落としています。
海面を引っ張る力がなくなれば海面は分散し海面上昇が起こる場所もあるでしょう。
月はどんな環境なの?
月は地球の4分の1の大きさで、直径は3474km、重力は地球の6分の1、自転は27日で1回転し、 公転も27日で一周します。
大気はなく真空状態。
ほとんど岩石ばかりの星です
太陽の日が当たってる日中は赤道付近で 110度と高く、反対に夜はマイナス170度以上になります。
なぜ地球のようにならなかったの?
月は地球よりも重力が弱くて、大気を留めておくことが出来ないのです。
地球のように海がないため、赤道付近の熱を月全体に循環させることが出来ません。
陽があたってれば灼熱、夜になれば極寒と両極端な気候。
昼でも夜でも地獄というわけです。
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まとめ
ほんとうに宇宙は不思議です。
地球は生物が生きていけるように作られているとしか考えられませんよね。
数ミリ、月と地球の距離が違っていたら、地球はは大きく変わっていて生物が生きていくことが出来なかったかもしれません。
今日も読んでくれてありがとうございました。
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