もりもりです。
耳がかゆくなったりしたときに、耳の中に指をつっこむと「ゴーッ」とというような音が聞こえてはこないだろうか。
この音の正体はなんなのだろうか?
耳の穴をふさぐことで、空気圧の変化なのだろうか。
その原因をさぐってみよう。
・「ゴーッ」とという音の正体は?
・筋音(きんおん)とは
・筋音はみんな同じなの?
についてお話ししますね。
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「ゴーッ」とという音の正体は?
耳の穴をふさいでいるのだから、外から聞こえる音ではないはず。
それなら、体内から聞こえる音に違いない。
では、その正体は?
答えは、手や腕の筋肉が出している音です。
筋肉は無数の筋線維(きんせんい)*1によってできており、何かの動作をするたびに伸びたり縮んだりしています。
あの「ゴーッ」という音は、筋線維が伸びたり縮んだりしているときの音で、指を耳につっこむと、手や腕の筋肉の音が指を伝わって鼓膜(こまく)に届くというわけなのです。
筋肉を痛めたりしたときに、整形外科では、『筋音図』をとって治療に役立てることも多いそうです。
筋音とは?
筋音とは、筋肉が収縮する際に発生する音のことを指します。
筋肉が収縮する際には、筋繊維の運動が生じることで、その周りの組織や骨に微弱な振動が生じることがあります。
この微弱な振動が聞こえる音を筋音と呼びます。
一般的には、筋音は筋肉が緊張している状態や、疲れている状態などでよく聞こえるとされています。
ただし、筋音が常に聞こえる場合や、痛みや腫れなどが伴う場合は、病気や障害のサインとなることがあります。
例えば、筋炎や筋萎縮症、腱鞘炎、関節リウマチなどの疾患では、筋音が聞こえることがあります。筋音が気になる場合は、医師に相談することが重要です。
筋音はみんな同じなの?
筋音は個人によって異なる場合があります。
一般的には、同じ筋肉を収縮させても、人によって発生する筋音の音の大きさや質が異なることがあります。
これは、筋肉の状態や、周りの組織の硬さや弾力性、個人の体格や筋力などに影響を受けるためです。
また、病気や障害によっても筋音が異なる場合があります。
例えば、筋炎や筋萎縮症、腱鞘炎などの疾患では、筋音が異常に弱くなることがあります。
一方で、筋肉のけいれんや痙攣などが原因で筋音が増強することもあります。
筋音は医師が診察する際にも重要な指標となります。
診察の過程で、疾患や障害の有無や程度を評価するために、筋音を聴診することがあります。
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最後に
耳の穴に指を入れると「ゴーッ」とという音がする正体は?
について記事にしてみました。
参考になったなら嬉しいです。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
*1:筋肉を構成する線維状の細胞で、骨格筋のものは多核で横紋があり、1本ごとに運動神経と結合していて、心筋では網目状につながって多核細胞のようになる。